【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR富良野線 (旭川駅～富良野駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +19.1％( +5.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 148 件(１年前(2019年)に比べて +9.6％( +13件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 28.6年から -9.9 ％減)。平均土地面積は 87.6 坪 (昨年 95.1 坪から -7.9 ％減)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 51.9 坪から -19.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。旭川駅、美瑛駅、富良野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富良野駅で昨年に比べ +75.3 ％、坪単価は 37.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(富良野駅)は +75.3 ％(坪単価 +16.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(中富良野駅)は -78.1 ％(坪単価 -51.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 9.3 ％ → 2020年 22.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 40.3 ％ → 2020年 31.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美瑛駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +60.5％( +14.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千代ケ岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -57.1％( -4.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR富良野線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 旭川駅 | 36.2万/坪 (25.3年/84.9坪) | 30.0万/坪 (27.3年/91.6坪) | 36.8万/坪 (27.2年/103坪) |
| 神楽岡駅 | - | - | - |
| 緑が丘駅 | - | - | - |
| 西御料駅 | - | - | - |
| 西瑞穂駅 | - | - | - |
| 西神楽駅 | 3.1万/坪 (40.3年/72.6坪) | - | 9.3万/坪 (38.3年/84.7坪) |
| 西聖和駅 | - | - | - |
| 千代ケ岡駅 | 3.0万/坪 (43.3年/393坪) | 7.0万/坪 (52.3年/242坪) | - |
| 北美瑛駅 | 1.8万/坪 (52.3年/132坪) | - | - |
| 美瑛駅 | 39.0万/坪 (17.5年/92.6坪) | 24.3万/坪 (42.6年/92.3坪) | 2.3万/坪 (45.3年/18.2坪) |
| 美馬牛駅 | - | - | - |
| 上富良野駅 | - | 16.2万/坪 (38.8年/70.1坪) | 29.6万/坪 (20.0年/88.5坪) |
| 西中駅 | - | - | - |
| 中富良野駅 | 14.5万/坪 (33.3年/103坪) | 66.1万/坪 (7.3年/424坪) | - |
| 鹿討駅 | - | - | - |
| 学田駅 | - | - | - |
| 富良野駅 | 37.8万/坪 (30.3年/68.1坪) | 21.6万/坪 (43.8年/119坪) | 43.7万/坪 (19.0年/213坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
富良野駅 37.8 万/坪(昨年同期比 +75.3 ％)
富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +75.3％( +16.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.3年(昨年 43.8年から -30.9 ％減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 119.5 坪から -43.0 ％減)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 36.7 坪から -11.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 43.8 年 → 2020年 30.3 年、-30.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 75.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 14.2 分 → 2020年 16.0 分、+12.3 ％と増加)
中富良野駅 14.5 万/坪(昨年同期比 -78.1 ％)
中富良野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -78.1％( -51.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 33.3年(昨年 7.3年から +358.7 ％増)。平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 423.5 坪から -75.7 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.3 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 9.5 分、-84.2 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 7.3 年 → 2020年 33.3 年、+358.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示