【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期のJR宗谷本線 (旭川駅～稚内駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.6万円/坪(9.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -5.1％( -1.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 80 件(１年前(2023年)に比べて -54.5％( -96件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 31.8年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 95.5 坪 (昨年 99.8 坪から -4.3 ％減)。平均建物面積は 54.2 坪 (昨年 50.6 坪から +7.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。新旭川駅、永山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新旭川駅で昨年に比べ +95.7 ％、坪単価は 86.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(新旭川駅、永山駅)は +78.2 ％(坪単価 +30.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(南稚内駅、名寄駅)は -34.8 ％(坪単価 -6.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 46.6 ％ → 2024年 41.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 35.1 ％ → 2024年 32.5 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.3 ％ → 2024年 8.8 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 ％ → 2024年 1.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新旭川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +95.7％( +42.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった美深駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -15.1％( -0.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR宗谷本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 旭川駅 | 31.7万/坪 (30.6年/98.3坪) | 35.6万/坪 (31.7年/91.3坪) | 29.4万/坪 (32.5年/104坪) |
| 旭川四条駅 | - | - | - |
| 新旭川駅 | 86.2万/坪 (0.5年/65.0坪) | 44.1万/坪 (23.5年/78.7坪) | - |
| 永山駅 | 49.4万/坪 (19.0年/90.8坪) | 30.7万/坪 (29.5年/75.6坪) | 62.2万/坪 (44.5年/57.5坪) |
| 比布駅 | - | 12.2万/坪 (30.5年/191坪) | - |
| 蘭留駅 | - | - | - |
| 塩狩駅 | - | - | - |
| 和寒駅 | - | 99.2万/坪 (0.5年/109坪) | 5.4万/坪 (47.5年/140坪) |
| 剣淵駅 | - | - | - |
| 士別駅 | 13.6万/坪 (33.0年/77.1坪) | 17.4万/坪 (37.2年/196坪) | 27.2万/坪 (28.3年/101坪) |
| 多寄駅 | - | - | - |
| 風連駅 | 38.6万/坪 (24.5年/145坪) | - | - |
| 名寄駅 | 24.3万/坪 (29.0年/74.1坪) | 31.5万/坪 (32.7年/91.4坪) | 29.8万/坪 (30.9年/97.7坪) |
| 智恵文駅 | - | - | - |
| 美深駅 | 3.1万/坪 (27.5年/142坪) | 3.7万/坪 (26.5年/147坪) | 3.0万/坪 (54.5年/150坪) |
| 天塩川温泉駅 | - | - | - |
| 咲来駅 | - | - | - |
| 音威子府駅 | - | 2.3万/坪 (38.5年/151坪) | - |
| 佐久駅 | - | - | - |
| 天塩中川駅 | - | - | |
| 問寒別駅 | - | - | - |
| 雄信内駅 | - | - | - |
| 幌延駅 | - | - | 3.3万/坪 (50.5年/166坪) |
| 豊富駅 | - | - | - |
| 兜沼駅 | - | - | - |
| 勇知駅 | - | - | - |
| 南稚内駅 | 6.7万/坪 (38.5年/79.6坪) | 12.6万/坪 (33.7年/136坪) | 56.9万/坪 (37.1年/169坪) |
| 稚内駅 | - | 13.7万/坪 (25.5年/67.3坪) | 8.6万/坪 (43.1年/79.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新旭川駅 86.2 万/坪(昨年同期比 +95.7 ％)
新旭川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.2万円/坪(26.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +95.7％( +42.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 23.5年から -97.9 ％減)。平均土地面積は 65.0 坪 (昨年 78.7 坪から -17.3 ％減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 36.3 坪から -4.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 23.5 年 → 2024年 0.5 年、-97.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.0 分 → 2024年 5.0 分、-75.0 ％と大きく減少)
永山駅 49.4 万/坪(昨年同期比 +60.7 ％)
永山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.4万円/坪(14.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +60.7％( +18.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 29.5年から -35.6 ％減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 75.6 坪から +20.0 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 30.3 坪から +40.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.5 年 → 2024年 19.0 年、-35.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 60.0 分 → 2024年 22.5 分、-62.5 ％と大きく減少)
南稚内駅 6.7 万/坪(昨年同期比 -46.8 ％)
南稚内駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.7万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -46.8％( -5.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -64.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 38.5年(昨年 33.7年から +14.2 ％増)。平均土地面積は 79.6 坪 (昨年 136.3 坪から -41.6 ％減)。平均建物面積は 52.6 坪 (昨年 63.6 坪から -17.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.6 分 → 2024年 19.0 分、-22.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 20.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 33.7 年 → 2024年 38.5 年、+14.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 80.0 ％)
名寄駅 24.3 万/坪(昨年同期比 -22.7 ％)
名寄駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.3万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -22.7％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 32.7年から -11.2 ％減)。平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 91.4 坪から -18.9 ％減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 27.9 坪から +62.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 32.7 年 → 2024年 29.0 年、-11.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示