【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の函館市電湯の川線 (松風町駅~湯の川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.1万円/坪(11.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +179.2%( +23.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(1年前(2021年)に比べて +87.5%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 49.7年から -39.6 %減)。平均土地面積は 72.5 坪 (昨年 45.0 坪から +61.1 %増)。平均建物面積は 49.4 坪 (昨年 34.0 坪から +45.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。競馬場前駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは昭和橋駅で昨年に比べ +850.2 %、坪単価は 54.1 万円/坪となった。
上位 1 駅(昭和橋駅)は +850.2 %(坪単価 +48.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(競馬場前駅)は +16.5 %(坪単価 +3.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 49.7 年 → 2022年 30.0 年、-39.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.4 分 → 2022年 6.3 分、+44.8 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 26.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 25.0 % → 2022年 13.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった杉並町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.5万円/坪(17.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +212.5%( +39.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった競馬場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +16.5%( +3.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
函館市電湯の川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松風町駅 | 12.5万/坪 (0年/33.3坪) | - | - |
新川町駅 | 2.6万/坪 (52.5年/39.3坪) | - | |
千歳町駅 | - | - | - |
昭和橋駅 | 54.1万/坪 (0.5年/88.5坪) | 5.7万/坪 (48.5年/26.5坪) | 23.1万/坪 (16.5年/333坪) |
堀川町駅 | - | - | 90.2万/坪 (0.5年/57.5坪) |
千代台駅 | - | - | 24.8万/坪 (45.5年/96.8坪) |
中央病院前駅 | - | - | - |
五稜郭公園前駅 | 55.1万/坪 (37.5年/99.8坪) | - | - |
杉並町駅 | 57.5万/坪 (18.5年/39.3坪) | 18.4万/坪 (45.5年/37.8坪) | - |
柏木町駅 | 49.4万/坪 (32.5年/83.2坪) | - | 17.1万/坪 (58.5年/75.6坪) |
深堀町駅 | - | 15.5万/坪 (48.5年/87.0坪) | - |
競馬場前駅 | 22.0万/坪 (27.5年/62.8坪) | 18.9万/坪 (57.5年/28.7坪) | - |
駒場車庫前駅 | - | - | - |
函館アリーナ前駅 | 35.6万/坪 (26.5年/86.2坪) | - | - |
湯の川温泉駅 | - | - | - |
湯の川駅 | 17.9万/坪 (36.0年/78.7坪) | - | 37.1万/坪 (20.5年/296坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
昭和橋駅 54.1 万/坪(昨年同期比 +850.2 %)
昭和橋駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.1万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +850.2%( +48.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.5年(昨年 48.5年から -99.0 %減)。平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 26.5 坪から +234.3 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 25.7 坪から +58.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 48.5 年 → 2022年 0.5 年、-99.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.0 分 → 2022年 8.0 分、+33.3 %と大きく増加)
競馬場前駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +16.5 %)
競馬場前駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +16.5%( +3.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 57.5年から -52.2 %減)。平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 28.7 坪から +118.4 %増)。平均建物面積は 89.2 坪 (昨年 10.6 坪から +742.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 57.5 年 → 2022年 27.5 年、-52.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 5.0 分、-37.5 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示