【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期の函館市電湯の川線 (松風町駅~湯の川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.9万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -26.0%( -12.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 14 件(1年前(2019年)に比べて +40.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 28.2年から +13.8 %増)。平均土地面積は 55.6 坪 (昨年 75.3 坪から -26.1 %減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 35.7 坪から +14.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。深堀町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは堀川町駅で昨年に比べ +211.1 %、坪単価は 22.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(堀川町駅、深堀町駅)は +122.0 %(坪単価 +14.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(湯の川駅、杉並町駅)は -33.4 %(坪単価 -16.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 55.6 % → 2020年 23.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 28.2 年 → 2020年 32.0 年、+13.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 22.2 % → 2020年 46.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.0 % → 2020年 21.4 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柏木町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.7万円/坪(21.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +5.1%( +3.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった堀川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +211.1%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
函館市電湯の川線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松風町駅 | 13.2万/坪 (58.3年/46.9坪) | - | - |
新川町駅 | - | - | - |
千歳町駅 | - | - | - |
昭和橋駅 | 14.8万/坪 (42.9年/61.5坪) | - | - |
堀川町駅 | 22.0万/坪 (30.3年/69.6坪) | 7.1万/坪 (0年/34.8坪) | - |
千代台駅 | - | - | 26.8万/坪 (34.3年/33.3坪) |
中央病院前駅 | - | 54.4万/坪 (25.3年/42.4坪) | - |
五稜郭公園前駅 | 49.6万/坪 (50.3年/59.0坪) | 52.0万/坪 (46.3年/86.2坪) | 52.9万/坪 (17.3年/93.8坪) |
杉並町駅 | 34.2万/坪 (34.3年/37.8坪) | 42.2万/坪 (24.3年/51.4坪) | - |
柏木町駅 | 69.7万/坪 (3.8年/67.3坪) | 66.4万/坪 (21.3年/138坪) | |
深堀町駅 | 56.7万/坪 (4.3年/36.3坪) | 42.7万/坪 (32.3年/90.8坪) | 48.5万/坪 (48.3年/69.6坪) |
競馬場前駅 | - | - | - |
駒場車庫前駅 | - | - | - |
函館アリーナ前駅 | 54.1万/坪 (18.3年/51.4坪) | - | - |
湯の川温泉駅 | - | - | - |
湯の川駅 | 26.7万/坪 (42.3年/52.9坪) | 50.9万/坪 (18.3年/43.1坪) | 39.6万/坪 (21.5年/56.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
堀川町駅 22.0 万/坪(昨年同期比 +211.1 %)
堀川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +211.1%( +15.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 34.8 坪から +100.0 %増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 21.2 坪から +242.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.0 分 → 2020年 8.0 分、+300.0 %と大きく増加)
深堀町駅 56.7 万/坪(昨年同期比 +32.9 %)
深堀町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +32.9%( +14.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 4.3年(昨年 32.3年から -86.8 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 90.8 坪から -60.0 %減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 46.9 坪から -32.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 32.3 年 → 2020年 4.3 年、-86.8 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 4.0 分 → 2020年 16.0 分、+300.0 %と大きく増加)
湯の川駅 26.7 万/坪(昨年同期比 -47.7 %)
湯の川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.7万円/坪(8.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -47.7%( -24.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 18.3年から +131.5 %増)。平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 43.1 坪から +22.8 %増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 29.5 坪から -7.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 24.0 分 → 2020年 16.3 分、-31.9 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 18.3 年 → 2020年 42.3 年、+131.5 %と大きく増加)
杉並町駅 34.2 万/坪(昨年同期比 -19.0 %)
杉並町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.2万円/坪(10.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -19.0%( -8.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.3年(昨年 24.3年から +41.2 %増)。平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 51.4 坪から -26.5 %減)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 54.5 坪から -19.4 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.3 年 → 2020年 34.3 年、+41.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 3.0 分 → 2020年 4.0 分、+33.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示