【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR山陰本線 (梁瀬駅～居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.1万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -58.3％( -36.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 31 件(１年前(2023年)に比べて -74.8％( -92件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 39.3年から -9.9 ％減)。平均土地面積は 102.3 坪 (昨年 101.9 坪から +0.4 ％増)。平均建物面積は 48.8 坪 (昨年 61.2 坪から -20.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。豊岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜坂駅で昨年に比べ +2350.2 ％、坪単価は 141 万円/坪となった。
上位 2 駅(浜坂駅、豊岡駅)は +1206.5 ％(坪単価 +76.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八鹿駅、梁瀬駅)は -92.9 ％(坪単価 -212.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.2 ％ → 2024年 14.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 59.8 ％ → 2024年 51.9 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 35.4 分 → 2024年 46.7 分、+32.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.6 ％ → 2024年 3.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浜坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2350.2％( +135.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -88.7％( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梁瀬駅 | 1.1万/坪 (47.0年/280坪) | 9.7万/坪 (49.8年/150坪) | 10.0万/坪 (53.9年/158坪) |
| 和田山駅 | 23.0万/坪 (39.2年/71.5坪) | 42.3万/坪 (31.7年/143坪) | 41.7万/坪 (27.3年/96.1坪) |
| 養父駅 | 6.1万/坪 (50.0年/69.6坪) | 14.3万/坪 (28.3年/149坪) | 14.8万/坪 (36.2年/121坪) |
| 八鹿駅 | 12.2万/坪 (36.0年/85.8坪) | 429万/坪 (29.9年/91.7坪) | 13.8万/坪 (39.9年/139坪) |
| 江原駅 | 14.5万/坪 (31.1年/113坪) | 31.2万/坪 (40.7年/92.4坪) | 16.6万/坪 (42.1年/86.8坪) |
| 国府駅 | 13.8万/坪 (42.2年/138坪) | 14.3万/坪 (41.4年/104坪) | 12.0万/坪 (24.6年/145坪) |
| 豊岡駅 | 44.1万/坪 (31.5年/102坪) | 27.1万/坪 (40.3年/83.2坪) | 29.8万/坪 (36.3年/74.9坪) |
| 玄武洞駅 | - | - | - |
| 城崎温泉駅 | 4.7万/坪 (40.5年/27.2坪) | 35.0万/坪 (52.5年/49.4坪) | 1.3万/坪 (55.8年/43.9坪) |
| 竹野駅 | 13.2万/坪 (48.0年/46.9坪) | 18.1万/坪 (29.1年/111坪) | 17.7万/坪 (0年/63.5坪) |
| 佐津駅 | - | - | - |
| 柴山駅 | - | 3.7万/坪 (34.8年/36.3坪) | 2.1万/坪 (45.8年/33.3坪) |
| 香住駅 | - | 11.2万/坪 (40.6年/79.0坪) | 11.8万/坪 (36.7年/89.0坪) |
| 鎧駅 | - | - | - |
| 餘部駅 | - | - | - |
| 久谷駅 | - | - | - |
| 浜坂駅 | 141万/坪 (0.25年/49.9坪) | 5.8万/坪 (46.4年/146坪) | 28.6万/坪 (40.4年/87.1坪) |
| 諸寄駅 | - | 6.1万/坪 (62.5年/24.2坪) | - |
| 居組駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浜坂駅 141.0 万/坪(昨年同期比 +2350.2 ％)
浜坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +2350.2％( +135.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -90.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 46.4年から -99.5 ％減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 146.1 坪から -65.8 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 57.3 坪から -60.4 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 46.4 年 → 2024年 0.3 年、-99.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 70.4 分 → 2024年 7.0 分、-90.1 ％と大きく減少)
豊岡駅 44.1 万/坪(昨年同期比 +62.8 ％)
豊岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +62.8％( +17.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -77.5％( -31件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 40.3年から -21.8 ％減)。平均土地面積は 102.2 坪 (昨年 83.2 坪から +22.8 ％増)。平均建物面積は 60.8 坪 (昨年 61.4 坪から -0.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 40.3 年 → 2024年 31.5 年、-21.8 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 20.2 分 → 2024年 17.1 分、-15.5 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 65.7 ％ → 2024年 42.9 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 ％ → 2024年 14.3 ％)
八鹿駅 12.2 万/坪(昨年同期比 -97.1 ％)
八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.2万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -97.1％( -417.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -63.6％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 29.9年から +20.2 ％増)。平均土地面積は 85.8 坪 (昨年 91.7 坪から -6.4 ％減)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 63.7 坪から -35.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 ％ → 2024年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 29.9 年 → 2024年 36.0 年、+20.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 34.5 分 → 2024年 48.0 分、+39.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 75.0 ％)
梁瀬駅 1.1 万/坪(昨年同期比 -88.7 ％)
梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -88.7％( -8.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 47.0年(昨年 49.8年から -5.5 ％減)。平均土地面積は 279.8 坪 (昨年 150.2 坪から +86.2 ％増)。平均建物面積は 63.5 坪 (昨年 57.5 坪から +10.5 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.7 分 → 2024年 45.0 分、+170.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示