【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR山陰本線 (梁瀬駅～居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -6.1％( -1.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.4年(昨年 31.7年から +30.6 ％増)。平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 111.7 坪から -5.2 ％減)。平均建物面積は 61.9 坪 (昨年 59.4 坪から +4.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。浜坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは江原駅で昨年に比べ +604.0 ％、坪単価は 33.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(江原駅、浜坂駅)は +318.3 ％(坪単価 +15.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(国府駅、八鹿駅)は -72.3 ％(坪単価 -4.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 3.1 ％ → 2023年 16.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 42.1 ％ → 2023年 15.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 31.7 年 → 2023年 41.4 年、+30.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 36.8 ％ → 2023年 73.7 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.8 ％ → 2023年 10.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 69.2万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +6.9％( +4.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -76.9％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梁瀬駅 | 12.1万/坪 (56.0年/103坪) | - | 42.6万/坪 (17.0年/56.7坪) |
| 和田山駅 | 69.2万/坪 (0年/126坪) | 64.7万/坪 (8.8年/119坪) | 57.9万/坪 (10.0年/134坪) |
| 養父駅 | - | 10.3万/坪 (44.0年/163坪) | 12.7万/坪 (21.0年/192坪) |
| 八鹿駅 | 2.1万/坪 (50.0年/239坪) | 6.4万/坪 (43.0年/118坪) | 5.7万/坪 (0年/123坪) |
| 江原駅 | 33.6万/坪 (36.4年/69.3坪) | 4.8万/坪 (53.0年/46.1坪) | 30.4万/坪 (31.2年/109坪) |
| 国府駅 | 1.7万/坪 (51.0年/209坪) | 7.2万/坪 (23.0年/204坪) | 25.2万/坪 (41.0年/57.5坪) |
| 豊岡駅 | 18.2万/坪 (47.3年/60.9坪) | 34.3万/坪 (30.8年/107坪) | 44.5万/坪 (28.2年/151坪) |
| 玄武洞駅 | - | - | - |
| 城崎温泉駅 | - | - | 13.6万/坪 (31.0年/42.4坪) |
| 竹野駅 | 3.6万/坪 (43.0年/64.3坪) | - | - |
| 佐津駅 | - | - | - |
| 柴山駅 | - | - | - |
| 香住駅 | - | 4.9万/坪 (0年/40.8坪) | 1.7万/坪 (0年/90.8坪) |
| 鎧駅 | - | - | - |
| 餘部駅 | - | - | - |
| 久谷駅 | - | - | - |
| 浜坂駅 | 7.8万/坪 (36.5年/183坪) | 5.9万/坪 (62.0年/51.4坪) | 20.0万/坪 (42.0年/63.5坪) |
| 諸寄駅 | - | - | - |
| 居組駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
江原駅 33.6 万/坪(昨年同期比 +604.0 ％)
江原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.6万円/坪(10.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +604.0％( +28.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.4年(昨年 53.0年から -31.3 ％減)。平均土地面積は 69.3 坪 (昨年 46.1 坪から +50.2 ％増)。平均建物面積は 70.1 坪 (昨年 26.2 坪から +167.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 53.0 年 → 2023年 36.4 年、-31.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 60.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.0 分 → 2023年 40.7 分、+238.9 ％と大きく増加)
浜坂駅 7.8 万/坪(昨年同期比 +32.5 ％)
浜坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.8万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +32.5％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 62.0年から -41.1 ％減)。平均土地面積は 183.0 坪 (昨年 51.4 坪から +255.9 ％増)。平均建物面積は 64.7 坪 (昨年 56.0 坪から +15.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 62.0 年 → 2023年 36.5 年、-41.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 90.0 分 → 2023年 68.2 分、-24.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
国府駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -76.9 ％)
国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -76.9％( -5.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.0年(昨年 23.0年から +121.7 ％増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 203.7 坪から +2.5 ％増)。平均建物面積は 90.8 坪 (昨年 50.4 坪から +80.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 23.0 年 → 2023年 51.0 年、+121.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 80.0 分 → 2023年 90.0 分、+12.5 ％と増加)
八鹿駅 2.1 万/坪(昨年同期比 -67.8 ％)
八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -67.8％( -4.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 50.0年(昨年 43.0年から +16.3 ％増)。平均土地面積は 239.0 坪 (昨年 118.0 坪から +102.6 ％増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 65.0 坪から +11.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 45.0 分 → 2023年 30.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 43.0 年 → 2023年 50.0 年、+16.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示