【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期のJR山陰本線 (梁瀬駅～居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.6万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +57.8％( +11.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.6年(昨年 36.6年から +0.1 ％増)。平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 110.4 坪から -28.7 ％減)。平均建物面積は 46.2 坪 (昨年 72.9 坪から -36.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。和田山駅、八鹿駅、豊岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜坂駅で昨年に比べ +682.8 ％、坪単価は 57.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(浜坂駅)は +682.8 ％(坪単価 +50.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(八鹿駅)は +30.7 ％(坪単価 +1.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 38.9 ％ → 2022年 18.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 ％ → 2022年 9.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 63.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浜坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +682.8％( +50.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +30.7％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梁瀬駅 | 7.1万/坪 (63.5年/148坪) | - | 11.2万/坪 (40.5年/60.5坪) |
| 和田山駅 | 28.0万/坪 (41.5年/87.7坪) | 19.2万/坪 (31.9年/166坪) | 26.5万/坪 (40.5年/68.3坪) |
| 養父駅 | - | 6.4万/坪 (32.5年/110坪) | |
| 八鹿駅 | 6.5万/坪 (52.5年/71.6坪) | 5.0万/坪 (49.5年/45.4坪) | 8.6万/坪 (41.5年/145坪) |
| 江原駅 | - | 12.4万/坪 (42.0年/74.1坪) | 48.0万/坪 (16.4年/64.7坪) |
| 国府駅 | - | - | 8.7万/坪 (36.0年/40.8坪) |
| 豊岡駅 | 46.3万/坪 (34.3年/44.2坪) | 32.6万/坪 (33.3年/59.0坪) | 28.5万/坪 (30.7年/86.1坪) |
| 玄武洞駅 | - | - | - |
| 城崎温泉駅 | - | - | 6.0万/坪 (50.5年/46.9坪) |
| 竹野駅 | - | 1.0万/坪 (0年/234坪) | - |
| 佐津駅 | - | - | - |
| 柴山駅 | - | 5.7万/坪 (28.0年/171坪) | - |
| 香住駅 | 20.1万/坪 (37.5年/144坪) | - | - |
| 鎧駅 | - | - | - |
| 餘部駅 | - | - | - |
| 久谷駅 | - | - | - |
| 浜坂駅 | 57.8万/坪 (23.5年/44.9坪) | 7.4万/坪 (49.5年/40.8坪) | - |
| 諸寄駅 | - | - | 18.9万/坪 (0年/36.3坪) |
| 居組駅 | - | 5.4万/坪 (0年/124坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浜坂駅 57.8 万/坪(昨年同期比 +682.8 ％)
浜坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +682.8％( +50.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 23.5年(昨年 49.5年から -52.5 ％減)。平均土地面積は 44.9 坪 (昨年 40.8 坪から +9.9 ％増)。平均建物面積は 42.4 坪 (昨年 31.0 坪から +36.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 49.5 年 → 2022年 23.5 年、-52.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 52.3 分 → 2022年 7.0 分、-86.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
八鹿駅 6.5 万/坪(昨年同期比 +30.7 ％)
八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.5万円/坪(2.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +30.7％( +1.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 52.5年(昨年 49.5年から +6.1 ％増)。平均土地面積は 71.6 坪 (昨年 45.4 坪から +57.8 ％増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 49.9 坪から -16.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 80.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示