【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年7月〜9月期のJR山陰本線 (梁瀬駅~居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.2万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +23.5%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(1年前(2019年)に比べて +52.0%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 32.1年から -2.0 %減)。平均土地面積は 80.6 坪 (昨年 72.2 坪から +11.7 %増)。平均建物面積は 50.5 坪 (昨年 53.7 坪から -5.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。豊岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは江原駅で昨年に比べ +529.0 %、坪単価は 48.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(江原駅、梁瀬駅)は +519.1 %(坪単価 +24.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(和田山駅、国府駅)は -60.2 %(坪単価 -26.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 45.2 分 → 2020年 31.9 分、-29.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 46.7 % → 2020年 40.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 31.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 16.0 % → 2020年 7.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 6.7 % → 2020年 6.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった江原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +529.0%( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +13.2%( +1.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2019年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梁瀬駅 | 11.2万/坪 (40.5年/60.5坪) | 1.8万/坪 (0年/78.7坪) | 23.4万/坪 (35.5年/293坪) |
和田山駅 | 26.5万/坪 (40.5年/68.3坪) | 67.3万/坪 (26.0年/48.4坪) | 9.3万/坪 (35.5年/106坪) |
養父駅 | 6.4万/坪 (32.5年/110坪) | - | - |
八鹿駅 | 8.6万/坪 (41.5年/145坪) | 7.6万/坪 (26.5年/63.5坪) | 29.5万/坪 (17.8年/139坪) |
江原駅 | 48.0万/坪 (16.4年/64.7坪) | 7.6万/坪 (29.5年/66.6坪) | 17.9万/坪 (25.9年/129坪) |
国府駅 | 8.7万/坪 (36.0年/40.8坪) | 21.6万/坪 (29.2年/96.8坪) | 22.6万/坪 (22.5年/88.5坪) |
豊岡駅 | 28.5万/坪 (30.7年/86.1坪) | 17.0万/坪 (35.8年/74.9坪) | 39.3万/坪 (31.9年/155坪) |
玄武洞駅 | - | - | - |
城崎温泉駅 | 6.0万/坪 (50.5年/46.9坪) | - | - |
竹野駅 | - | - | 11.7万/坪 (35.5年/112坪) |
佐津駅 | - | - | - |
柴山駅 | - | - | - |
香住駅 | - | 4.1万/坪 (0年/33.3坪) | - |
鎧駅 | - | - | - |
餘部駅 | - | - | - |
久谷駅 | - | - | - |
浜坂駅 | - | 5.6万/坪 (0年/37.8坪) | 36.8万/坪 (45.0年/96.8坪) |
諸寄駅 | 18.9万/坪 (0年/36.3坪) | - | - |
居組駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
江原駅 48.0 万/坪(昨年同期比 +529.0 %)
江原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +529.0%( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2019年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 16.4年(昨年 29.5年から -44.5 %減)。平均土地面積は 64.7 坪 (昨年 66.6 坪から -2.8 %減)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 39.3 坪から -10.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 29.5 年 → 2020年 16.4 年、-44.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 19.0 分 → 2020年 27.0 分、+42.1 %と大きく増加)
梁瀬駅 11.2 万/坪(昨年同期比 +509.2 %)
梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.2万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +509.2%( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 78.7 坪から -23.1 %減)。平均建物面積は 19.7 坪 (昨年 54.5 坪から -63.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 30.0 分 → 2020年 18.5 分、-38.3 %と大きく減少)
和田山駅 26.5 万/坪(昨年同期比 -60.5 %)
和田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.5万円/坪(8.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -60.5%( -40.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 26.0年から +55.8 %増)。平均土地面積は 68.3 坪 (昨年 48.4 坪から +41.1 %増)。平均建物面積は 65.4 坪 (昨年 72.1 坪から -9.3 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.0 年 → 2020年 40.5 年、+55.8 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.3 分 → 2020年 16.7 分、+47.1 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 60.0 %)
国府駅 8.7 万/坪(昨年同期比 -59.9 %)
国府駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.7万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -59.9%( -12.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.0年(昨年 29.2年から +23.4 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 96.8 坪から -57.8 %減)。平均建物面積は 167.1 坪 (昨年 34.0 坪から +391.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 105.0 分 → 2020年 75.0 分、-28.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 29.2 年 → 2020年 36.0 年、+23.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 33.3 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示