【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の阪神武庫川線 (武庫川駅～武庫川団地前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +14.9％( +13.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて -30.4％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 20.1年から +8.2 ％増)。平均土地面積は 26.2 坪 (昨年 21.9 坪から +19.6 ％増)。平均建物面積は 26.7 坪 (昨年 29.2 坪から -8.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東鳴尾駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東鳴尾駅で昨年に比べ +84.5 ％、坪単価は 144 万円/坪となった。
上位 1 駅(東鳴尾駅)は +84.5 ％(坪単価 +65.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(洲先駅)は -21.5 ％(坪単価 -20.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 7.4 分 → 2023年 6.1 分、-18.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 52.2 ％ → 2023年 62.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 40.0 ％ → 2023年 42.9 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 35.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +84.5％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった洲先駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -21.5％( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| 阪神武庫川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武庫川駅 | 90.1万/坪 (29.9年/25.9坪) | 83.0万/坪 (21.3年/23.3坪) | 84.4万/坪 (25.7年/36.3坪) |
| 東鳴尾駅 | 144万/坪 (0.5年/26.1坪) | 77.9万/坪 (26.3年/16.6坪) | 110万/坪 (66.3年/21.2坪) |
| 洲先駅 | 74.7万/坪 (34.9年/21.6坪) | 95.1万/坪 (24.3年/18.2坪) | 133万/坪 (5.5年/29.7坪) |
| 武庫川団地前駅 | 112万/坪 (18.3年/46.9坪) | 118万/坪 (0.25年/24.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東鳴尾駅 143.7 万/坪(昨年同期比 +84.5 ％)
東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 144万円/坪(43.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +84.5％( +65.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.5年(昨年 26.3年から -98.1 ％減)。平均土地面積は 26.1 坪 (昨年 16.6 坪から +56.8 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 22.7 坪から +26.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.3 年 → 2023年 0.5 年、-98.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 4.0 分 → 2023年 3.5 分、-12.5 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 50.0 ％)
洲先駅 74.7 万/坪(昨年同期比 -21.5 ％)
洲先駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.7万円/坪(22.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -21.5％( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 34.9年(昨年 24.3年から +44.0 ％増)。平均土地面積は 21.6 坪 (昨年 18.2 坪から +18.8 ％増)。平均建物面積は 23.8 坪 (昨年 26.1 坪から -8.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 24.3 年 → 2023年 34.9 年、+44.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示