【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期の阪神武庫川線 (武庫川駅~武庫川団地前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 100万円/坪(30.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +72.1%( +42.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2020年)に比べて +158.3%( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 25.9年から -7.8 %減)。平均土地面積は 34.1 坪 (昨年 33.4 坪から +2.1 %増)。平均建物面積は 30.2 坪 (昨年 41.8 坪から -27.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武庫川駅、東鳴尾駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東鳴尾駅で昨年に比べ +67.3 %、坪単価は 110 万円/坪となった。
上位 1 駅(東鳴尾駅)は +67.3 %(坪単価 +44.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(武庫川駅)は +45.9 %(坪単価 +26.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 31.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 22.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 % → 2021年 22.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +67.3%( +44.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武庫川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +45.9%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2020年)に比べて +144.4%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪神武庫川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
武庫川駅 | 84.4万/坪 (25.7年/36.3坪) | 57.8万/坪 (21.9年/28.9坪) | 85.9万/坪 (21.8年/19.9坪) |
東鳴尾駅 | 110万/坪 (66.3年/21.2坪) | 65.9万/坪 (35.3年/62.0坪) | - |
洲先駅 | 133万/坪 (5.5年/29.7坪) | - | 162万/坪 (0年/90.8坪) |
武庫川団地前駅 | - | 47.4万/坪 (31.3年/16.6坪) | 122万/坪 (5.3年/33.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東鳴尾駅 110.2 万/坪(昨年同期比 +67.3 %)
東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 110万円/坪(33.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +67.3%( +44.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 66.3年(昨年 35.3年から +87.9 %増)。平均土地面積は 21.2 坪 (昨年 62.0 坪から -65.9 %減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 134.6 坪から -89.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.5 分 → 2021年 6.0 分、-29.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 35.3 年 → 2021年 66.3 年、+87.9 %と大きく増加)
武庫川駅 84.4 万/坪(昨年同期比 +45.9 %)
武庫川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +45.9%( +26.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2020年)に比べて +144.4%( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 21.9年から +17.4 %増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 28.9 坪から +25.6 %増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 21.6 坪から +47.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 27.3 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 23.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.9 年 → 2021年 25.7 年、+17.4 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 47.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示