【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の阪神なんば線 (尼崎駅~大物駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.5万円/坪(25.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -63.9%( -147.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +68.2%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 28.7年から +0.6 %増)。平均土地面積は 44.0 坪 (昨年 63.0 坪から -30.2 %減)。平均建物面積は 47.0 坪 (昨年 59.2 坪から -20.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。大物駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大物駅で昨年に比べ +43.4 %、坪単価は 77.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(大物駅)は +43.4 %(坪単価 +23.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(尼崎駅)は -67.7 %(坪単価 -176.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 19.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 16.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 38.1 % → 2021年 41.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.5 % → 2021年 2.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.7%( -176.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +83.3%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大物駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.0万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +43.4%( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
阪神なんば線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
尼崎駅 | 84.4万/坪 (28.6年/44.6坪) | 261万/坪 (28.2年/67.1坪) | 76.1万/坪 (28.0年/60.5坪) |
大物駅 | 77.0万/坪 (31.0年/39.3坪) | 53.7万/坪 (32.1年/44.6坪) | 82.2万/坪 (9.4年/33.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大物駅 77.0 万/坪(昨年同期比 +43.4 %)
大物駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.0万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +43.4%( +23.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.0年(昨年 32.1年から -3.4 %減)。平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 44.6 坪から -11.9 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 59.5 坪から -40.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.8 分 → 2021年 8.5 分、-12.8 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 50.0 %)
尼崎駅 84.4 万/坪(昨年同期比 -67.7 %)
尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.4万円/坪(25.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.7%( -176.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +83.3%( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.6年(昨年 28.2年から +1.5 %増)。平均土地面積は 44.6 坪 (昨年 67.1 坪から -33.6 %減)。平均建物面積は 48.6 坪 (昨年 59.2 坪から -17.9 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 18.5 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 18.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 40.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.6 % → 2021年 3.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示