【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅～粟生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.7万円/坪(17.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +0.8％( +0.4万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 109 件(１年前(2022年)に比べて +1.9％( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 28.8年から -4.7 ％減)。平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 68.1 坪から -8.3 ％減)。平均建物面積は 39.7 坪 (昨年 39.4 坪から +0.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。栄駅、志染駅、三木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは恵比須駅で昨年に比べ +336.1 ％、坪単価は 63.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(恵比須駅、押部谷駅)は +232.9 ％(坪単価 +45.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(樫山駅、三木上の丸駅)は -74.6 ％(坪単価 -45.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.0 ％ → 2023年 23.2 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.0 ％ → 2023年 1.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 13.6 ％ → 2023年 11.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった押部谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.2万円/坪(22.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +129.7％( +41.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった樫山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -92.1％( -73.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 神戸電鉄粟生線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 鈴蘭台駅 | 42.1万/坪 (35.2年/49.9坪) | 56.1万/坪 (31.3年/63.8坪) | 44.1万/坪 (33.0年/45.4坪) |
| 鈴蘭台西口駅 | 52.5万/坪 (30.8年/55.7坪) | 47.9万/坪 (35.8年/39.3坪) | 73.3万/坪 (31.2年/62.9坪) |
| 西鈴蘭台駅 | 70.3万/坪 (23.4年/74.4坪) | 84.6万/坪 (23.4年/61.1坪) | 80.7万/坪 (14.6年/52.0坪) |
| 木津駅 | - | - | 150万/坪 (9.8年/454坪) |
| 木幡駅 | 65.6万/坪 (29.8年/64.2坪) | 65.7万/坪 (26.8年/67.2坪) | 27.6万/坪 (44.8年/58.5坪) |
| 栄駅 | 61.1万/坪 (29.8年/61.5坪) | 36.2万/坪 (35.8年/140坪) | 56.2万/坪 (24.3年/77.1坪) |
| 押部谷駅 | 74.2万/坪 (15.8年/48.4坪) | 32.3万/坪 (41.1年/52.4坪) | 14.5万/坪 (37.8年/59.7坪) |
| 緑が丘駅 | 47.4万/坪 (34.2年/58.7坪) | 60.7万/坪 (26.9年/58.8坪) | 50.5万/坪 (26.6年/64.0坪) |
| 広野ゴルフ場前駅 | 72.7万/坪 (13.8年/86.2坪) | 74.9万/坪 (16.0年/56.9坪) | 30.1万/坪 (32.9年/55.4坪) |
| 志染駅 | 44.3万/坪 (28.5年/47.2坪) | 35.9万/坪 (33.2年/54.2坪) | 52.1万/坪 (19.4年/56.2坪) |
| 恵比須駅 | 63.4万/坪 (52.8年/54.5坪) | 14.5万/坪 (57.1年/68.6坪) | 6.6万/坪 (50.8年/106坪) |
| 三木上の丸駅 | 13.2万/坪 (58.8年/84.7坪) | 30.9万/坪 (38.8年/80.2坪) | 58.5万/坪 (37.8年/40.8坪) |
| 三木駅 | 69.6万/坪 (12.0年/61.6坪) | 43.5万/坪 (48.6年/44.9坪) | 47.0万/坪 (30.1年/65.9坪) |
| 大村駅 | - | 76.0万/坪 (0.8年/39.3坪) | 69.4万/坪 (0年/51.4坪) |
| 樫山駅 | 6.3万/坪 (46.8年/46.9坪) | 79.3万/坪 (9.8年/109坪) | 2.1万/坪 (44.8年/69.6坪) |
| 市場駅 | - | - | 99.2万/坪 (-0.25年/48.4坪) |
| 小野駅 | 64.8万/坪 (15.8年/78.8坪) | 64.0万/坪 (14.6年/85.3坪) | 56.6万/坪 (22.2年/65.6坪) |
| 葉多駅 | - | - | 62.4万/坪 (15.8年/52.9坪) |
| 粟生駅 | - | 84.1万/坪 (2.8年/75.6坪) | 10.5万/坪 (0年/266坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
恵比須駅 63.4 万/坪(昨年同期比 +336.1 ％)
恵比須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.4万円/坪(19.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +336.1％( +48.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 52.8年(昨年 57.1年から -7.6 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 68.6 坪から -20.6 ％減)。平均建物面積は 38.3 坪 (昨年 48.9 坪から -21.6 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 33.3 ％)
押部谷駅 74.2 万/坪(昨年同期比 +129.7 ％)
押部谷駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.2万円/坪(22.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +129.7％( +41.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.8年(昨年 41.1年から -61.7 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 52.4 坪から -7.7 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 31.3 坪から -9.7 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 41.1 年 → 2023年 15.8 年、-61.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 ％ → 2023年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.3 分 → 2023年 13.3 分、+29.0 ％と大きく増加)
樫山駅 6.3 万/坪(昨年同期比 -92.1 ％)
樫山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -92.1％( -73.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 46.8年(昨年 9.8年から +379.4 ％増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 108.9 坪から -56.9 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 37.8 坪から -16.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 30.0 分 → 2023年 14.0 分、-53.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 9.8 年 → 2023年 46.8 年、+379.4 ％と大きく増加)
三木上の丸駅 13.2 万/坪(昨年同期比 -57.2 ％)
三木上の丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.2万円/坪(4.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -57.2％( -17.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 58.8年(昨年 38.8年から +51.6 ％増)。平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 80.2 坪から +5.7 ％増)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 56.0 坪から -45.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 38.8 年 → 2023年 58.8 年、+51.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 7.5 分 → 2023年 9.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示