【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期の神戸電鉄粟生線 (鈴蘭台駅~粟生駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -14.1%( -9.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 85 件(1年前(2022年)に比べて -10.5%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 19.3年から +52.6 %増)。平均土地面積は 62.2 坪 (昨年 65.2 坪から -4.6 %減)。平均建物面積は 39.8 坪 (昨年 36.0 坪から +10.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。緑が丘駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは緑が丘駅で昨年に比べ +50.6 %、坪単価は 54.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(緑が丘駅、鈴蘭台駅)は +33.3 %(坪単価 +12.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(恵比須駅、三木上の丸駅)は -57.6 %(坪単価 -40.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 16.0 分 → 2023年 13.8 分、-13.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.4 % → 2023年 10.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 19.3 年 → 2023年 29.5 年、+52.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 18.7 % → 2023年 37.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 30.7 % → 2023年 19.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.9万円/坪(22.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -12.8%( -11.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて -52.6%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった恵比須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -79.7%( -54.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
神戸電鉄粟生線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
鈴蘭台駅 | 54.8万/坪 (40.2年/62.4坪) | 47.2万/坪 (35.1年/42.2坪) | 51.7万/坪 (28.4年/44.6坪) |
鈴蘭台西口駅 | 68.6万/坪 (25.0年/58.2坪) | 72.3万/坪 (12.5年/45.4坪) | 11.4万/坪 (52.0年/18.2坪) |
西鈴蘭台駅 | 74.9万/坪 (22.7年/57.0坪) | 86.0万/坪 (11.4年/63.3坪) | 67.6万/坪 (22.5年/66.4坪) |
木津駅 | - | - | 17.6万/坪 (58.0年/127坪) |
木幡駅 | 45.4万/坪 (35.2年/63.1坪) | 52.3万/坪 (27.7年/77.1坪) | 50.3万/坪 (19.7年/70.9坪) |
栄駅 | 58.2万/坪 (18.7年/61.8坪) | 66.0万/坪 (17.5年/62.8坪) | 27.2万/坪 (30.0年/75.6坪) |
押部谷駅 | 42.0万/坪 (45.0年/68.8坪) | 52.5万/坪 (23.3年/66.6坪) | 24.0万/坪 (39.0年/56.7坪) |
緑が丘駅 | 54.3万/坪 (30.1年/66.6坪) | 36.1万/坪 (32.6年/58.4坪) | 47.3万/坪 (24.1年/65.3坪) |
広野ゴルフ場前駅 | 69.1万/坪 (14.5年/58.2坪) | 83.7万/坪 (6.0年/52.2坪) | 49.5万/坪 (22.3年/63.5坪) |
志染駅 | 53.9万/坪 (27.3年/66.3坪) | 70.3万/坪 (6.8年/73.2坪) | 36.5万/坪 (24.0年/59.2坪) |
恵比須駅 | 14.0万/坪 (43.5年/68.1坪) | 68.9万/坪 (16.5年/99.4坪) | 48.9万/坪 (12.5年/129坪) |
三木上の丸駅 | 47.0万/坪 (17.0年/88.5坪) | 72.9万/坪 (0年/44.6坪) | 19.5万/坪 (29.0年/163坪) |
三木駅 | 48.9万/坪 (29.0年/39.3坪) | 63.0万/坪 (14.6年/78.4坪) | 80.8万/坪 (30.0年/171坪) |
大村駅 | - | - | 78.4万/坪 (14.5年/126坪) |
樫山駅 | 74.8万/坪 (16.0年/52.4坪) | - | 29.0万/坪 (28.5年/115坪) |
市場駅 | - | - | - |
小野駅 | 67.5万/坪 (15.8年/52.9坪) | 66.4万/坪 (16.9年/85.5坪) | 48.2万/坪 (28.2年/111坪) |
葉多駅 | - | - | - |
粟生駅 | 9.1万/坪 (0年/72.6坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
緑が丘駅 54.3 万/坪(昨年同期比 +50.6 %)
緑が丘駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.3万円/坪(16.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +50.6%( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 32.6年から -7.7 %減)。平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 58.4 坪から +13.9 %増)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 39.9 坪から -3.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 19.5 分 → 2023年 15.9 分、-18.6 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 57.1 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 31.2 %)
鈴蘭台駅 54.8 万/坪(昨年同期比 +16.0 %)
鈴蘭台駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +16.0%( +7.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて +46.2%( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.2年(昨年 35.1年から +14.5 %増)。平均土地面積は 62.4 坪 (昨年 42.2 坪から +47.8 %増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 34.6 坪から +37.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 12.3 分 → 2023年 10.7 分、-13.2 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.7 % → 2023年 10.5 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 61.5 % → 2023年 61.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 35.1 年 → 2023年 40.2 年、+14.5 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 % → 2023年 27.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 15.4 % → 2023年 11.1 %)
恵比須駅 14.0 万/坪(昨年同期比 -79.7 %)
恵比須駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.0万円/坪(4.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -79.7%( -54.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 16.5年から +163.6 %増)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 99.4 坪から -31.6 %減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 39.3 坪から +17.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 11.5 分 → 2023年 7.0 分、-39.1 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.5 年 → 2023年 43.5 年、+163.6 %と大きく増加)
三木上の丸駅 47.0 万/坪(昨年同期比 -35.5 %)
三木上の丸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.0万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -35.5%( -25.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 44.6 坪から +98.3 %増)。平均建物面積は 102.9 坪 (昨年 29.9 坪から +244.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 10.0 分 → 2023年 7.5 分、-25.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示