【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年7月〜9月期の神戸市海岸線 (新長田駅～中央市場前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +51.3％( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2021年)に比べて -23.8％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.2年(昨年 29.7年から -55.5 ％減)。平均土地面積は 29.5 坪 (昨年 42.0 坪から -29.8 ％減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 56.4 坪から -32.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。新長田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは駒ケ林駅で昨年に比べ +309.6 ％、坪単価は 80.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(駒ケ林駅)は +309.6 ％(坪単価 +60.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(御崎公園駅)は -4.8 ％(坪単価 -6.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 29.7 年 → 2022年 13.2 年、-55.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.4 ％ → 2022年 46.7 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.7 ％ → 2022年 20.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 5.7 分 → 2022年 6.5 分、+13.7 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 57.1 ％ → 2022年 43.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 6.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新長田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 130万円/坪(39.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +64.6％( +51.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった駒ケ林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.2万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +309.6％( +60.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 神戸市海岸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新長田駅 | 130万/坪 (4.0年/23.8坪) | 79.2万/坪 (15.0年/50.3坪) | 103万/坪 (11.0年/74.4坪) |
| 駒ケ林駅 | 80.2万/坪 (29.1年/37.2坪) | 19.6万/坪 (43.5年/36.3坪) | 28.1万/坪 (0年/13.6坪) |
| 苅藻駅 | 111万/坪 (3.5年/27.2坪) | 41.5万/坪 (33.5年/15.9坪) | 13.2万/坪 (39.5年/75.6坪) |
| 御崎公園駅 | 123万/坪 (1.5年/21.9坪) | 129万/坪 (0.5年/68.1坪) | 135万/坪 (0.5年/34.8坪) |
| 和田岬駅 | 113万/坪 (0.5年/25.7坪) | 32.6万/坪 (50.3年/17.0坪) | 62.1万/坪 (32.5年/13.6坪) |
| 中央市場前駅 | 74.9万/坪 (14.0年/33.3坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
駒ケ林駅 80.2 万/坪(昨年同期比 +309.6 ％)
駒ケ林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.2万円/坪(24.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +309.6％( +60.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 43.5年から -33.1 ％減)。平均土地面積は 37.2 坪 (昨年 36.3 坪から +2.5 ％増)。平均建物面積は 47.5 坪 (昨年 46.9 坪から +1.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 43.5 年 → 2022年 29.1 年、-33.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 7.8 分、+56.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 20.0 ％)
御崎公園駅 122.8 万/坪(昨年同期比 -4.8 ％)
御崎公園駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.8％( -6.2万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.5年(昨年 0.5年から +198.4 ％増)。平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 68.1 坪から -67.8 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 30.3 坪から +5.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 71.4 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 0.5 年 → 2022年 1.5 年、+198.4 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示