【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年10月〜12月期のJR筑肥東線 (浜崎駅～唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.3万円/坪(13.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -35.4％( -24.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(１年前(2022年)に比べて -15.8％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 16.2年から +37.4 ％増)。平均土地面積は 127.9 坪 (昨年 76.1 坪から +68.1 ％増)。平均建物面積は 118.0 坪 (昨年 37.3 坪から +216.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。虹ノ松原駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは虹ノ松原駅で昨年に比べ +5.3 ％、坪単価は 72.4 万円/坪となった。
上位 1 駅(虹ノ松原駅)は +5.3 ％(坪単価 +3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東唐津駅)は -71.4 ％(坪単価 -51.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 ％ → 2023年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 16.2 年 → 2023年 22.3 年、+37.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 14.2 分 → 2023年 15.9 分、+12.2 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 ％ → 2023年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.9 ％ → 2023年 16.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった虹ノ松原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +5.3％( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.4％( -51.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR筑肥東線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浜崎駅 | - | 69.6万/坪 (11.8年/58.0坪) | 48.5万/坪 (8.1年/62.4坪) |
| 虹ノ松原駅 | 72.4万/坪 (0.8年/42.4坪) | 68.8万/坪 (0.8年/54.5坪) | 48.0万/坪 (25.1年/77.6坪) |
| 東唐津駅 | 20.4万/坪 (18.8年/57.5坪) | 71.4万/坪 (19.8年/67.3坪) | 53.7万/坪 (10.8年/71.1坪) |
| 和多田駅 | 52.5万/坪 (26.8年/287坪) | 77.6万/坪 (0.8年/49.9坪) | 67.4万/坪 (16.8年/76.4坪) |
| 唐津駅 | 46.1万/坪 (24.3年/126坪) | 68.5万/坪 (29.3年/138坪) | 23.5万/坪 (35.4年/69.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
虹ノ松原駅 72.4 万/坪(昨年同期比 +5.3 ％)
虹ノ松原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて +5.3％( +3.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.8年(昨年 0.8年から +0.0 ％減)。平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 54.5 坪から -22.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 37.8 坪から -16.0 ％減)。
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
東唐津駅 20.4 万/坪(昨年同期比 -71.4 ％)
東唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2022年)に比べて -71.4％( -51.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 19.8年から -5.1 ％減)。平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 67.3 坪から -14.6 ％減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 31.4 坪から +47.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 13.5 分 → 2023年 25.0 分、+85.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示