【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年7月〜9月期のJR筑肥東線 (浜崎駅～唐津駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.1万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +18.3％( +8.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2020年)に比べて +52.9％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 26.6年から -43.4 ％減)。平均土地面積は 64.0 坪 (昨年 72.3 坪から -11.5 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 33.5 坪から +0.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。浜崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜崎駅で昨年に比べ +73.3 ％、坪単価は 76.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(浜崎駅)は +73.3 ％(坪単価 +32.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(唐津駅)は -51.1 ％(坪単価 -21.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 26.6 年 → 2021年 15.1 年、-43.4 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 ％ → 2021年 47.8 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 ％ → 2021年 17.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 21.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 11.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浜崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +73.3％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -51.1％( -21.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR筑肥東線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浜崎駅 | 76.9万/坪 (0.9年/65.9坪) | 44.4万/坪 (21.5年/75.3坪) | 26.9万/坪 (25.5年/57.5坪) |
| 虹ノ松原駅 | 78.3万/坪 (5.7年/62.3坪) | - | - |
| 東唐津駅 | 51.2万/坪 (18.0年/54.5坪) | 73.1万/坪 (3.8年/58.0坪) | 75.1万/坪 (0.5年/63.5坪) |
| 和多田駅 | 39.2万/坪 (18.5年/87.0坪) | - | 18.0万/坪 (44.5年/103坪) |
| 唐津駅 | 20.6万/坪 (43.9年/50.4坪) | 42.1万/坪 (37.1年/75.5坪) | 19.6万/坪 (41.0年/153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浜崎駅 76.9 万/坪(昨年同期比 +73.3 ％)
浜崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.9万円/坪(23.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +73.3％( +32.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2020年)に比べて +80.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.9年(昨年 21.5年から -95.9 ％減)。平均土地面積は 65.9 坪 (昨年 75.3 坪から -12.5 ％減)。平均建物面積は 30.8 坪 (昨年 34.8 坪から -11.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 21.5 年 → 2021年 0.9 年、-95.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 17.0 分 → 2021年 14.6 分、-14.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
唐津駅 20.6 万/坪(昨年同期比 -51.1 ％)
唐津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.6万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -51.1％( -21.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.9年(昨年 37.1年から +18.5 ％増)。平均土地面積は 50.4 坪 (昨年 75.5 坪から -33.2 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 32.8 坪から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 22.2 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 37.1 年 → 2021年 43.9 年、+18.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 80.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示