【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR佐世保線 (江北駅~有田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -35.0%( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -76.8%( -43件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.7年(昨年 25.7年から +31.3 %増)。平均土地面積は 139.7 坪 (昨年 148.0 坪から -5.7 %減)。平均建物面積は 43.2 坪 (昨年 50.5 坪から -14.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(大町駅)は +149.7 %(坪単価 +19.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(江北駅)は -85.3 %(坪単価 -45.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.4 % → 2024年 7.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 25.7 年 → 2024年 33.7 年、+31.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.0 分 → 2024年 30.2 分、+43.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 % → 2024年 41.7 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 % → 2024年 8.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北方駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +3.9%( +1.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -85.3%( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR佐世保線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
江北駅 | 7.9万/坪 (59.0年/160坪) | 53.7万/坪 (17.8年/147坪) | 54.8万/坪 (10.1年/81.2坪) |
大町駅 | 32.7万/坪 (20.3年/160坪) | 13.1万/坪 (39.4年/129坪) | 31.4万/坪 (12.2年/74.6坪) |
北方駅 | 39.4万/坪 (38.0年/138坪) | 37.9万/坪 (18.1年/162坪) | 35.9万/坪 (41.0年/248坪) |
高橋駅 | 11.0万/坪 (46.0年/96.8坪) | 41.4万/坪 (22.5年/130坪) | 52.4万/坪 (20.7年/106坪) |
武雄温泉駅 | 31.6万/坪 (31.1年/121坪) | 47.0万/坪 (29.4年/168坪) | 57.4万/坪 (27.0年/104坪) |
永尾駅 | - | 77.9万/坪 (3.4年/101坪) | 4.1万/坪 (38.0年/33.3坪) |
三間坂駅 | - | 13.0万/坪 (41.5年/160坪) | 33.6万/坪 (16.1年/73.0坪) |
上有田駅 | - | 40.2万/坪 (14.9年/52.2坪) | 23.2万/坪 (26.7年/52.9坪) |
有田駅 | - | 18.0万/坪 (42.9年/166坪) | 4.2万/坪 (58.8年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大町駅 32.7 万/坪(昨年同期比 +149.7 %)
大町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +149.7%( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 39.4年から -48.4 %減)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 128.6 坪から +24.7 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 30.3 坪から +35.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 39.4 年 → 2024年 20.3 年、-48.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.0 分 → 2024年 18.0 分、-14.3 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 66.7 %)
江北駅 7.9 万/坪(昨年同期比 -85.3 %)
江北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -85.3%( -45.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.0年(昨年 17.8年から +232.4 %増)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 147.5 坪から +8.7 %増)。平均建物面積は 43.9 坪 (昨年 43.6 坪から +0.7 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.8 年 → 2024年 59.0 年、+232.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.2 分 → 2024年 60.0 分、+182.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示