
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜9月期のJR佐世保線 (江北駅~有田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.7万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -20.7%( -9.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -48.2%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 25.7年から +16.7 %増)。平均土地面積は 125.1 坪 (昨年 148.0 坪から -15.5 %減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 50.5 坪から -7.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。有田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは大町駅で昨年に比べ +149.7 %、坪単価は 32.7 万円/坪となった。
上位 2 駅(大町駅、有田駅)は +115.8 %(坪単価 +17.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(江北駅、上有田駅)は -89.5 %(坪単価 -42.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.7 % → 2024年 29.6 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.7 年 → 2024年 30.0 年、+16.7 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 21.0 分 → 2024年 24.4 分、+16.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 % → 2024年 37.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.1 % → 2024年 18.5 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武雄温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +6.1%( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(1年前(2023年)に比べて -47.8%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -92.6%( -49.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR佐世保線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
江北駅 | 4.0万/坪 (59.0年/160坪) | 53.7万/坪 (17.8年/147坪) | 54.8万/坪 (10.1年/81.2坪) |
大町駅 | 32.7万/坪 (20.3年/160坪) | 13.1万/坪 (39.4年/129坪) | 31.4万/坪 (12.2年/74.6坪) |
北方駅 | 26.6万/坪 (40.2年/125坪) | 37.9万/坪 (18.1年/162坪) | 35.9万/坪 (41.0年/248坪) |
高橋駅 | 11.0万/坪 (46.0年/96.8坪) | 41.4万/坪 (22.5年/130坪) | 52.4万/坪 (20.7年/106坪) |
武雄温泉駅 | 49.8万/坪 (21.8年/98.5坪) | 47.0万/坪 (29.4年/168坪) | 57.4万/坪 (27.0年/104坪) |
永尾駅 | - | 77.9万/坪 (3.4年/101坪) | 4.1万/坪 (38.0年/33.3坪) |
三間坂駅 | - | 13.0万/坪 (41.5年/160坪) | 33.6万/坪 (16.1年/73.0坪) |
上有田駅 | 5.5万/坪 (0年/69.6坪) | 40.2万/坪 (14.9年/52.2坪) | 23.2万/坪 (26.7年/52.9坪) |
有田駅 | 32.8万/坪 (33.4年/193坪) | 18.0万/坪 (42.9年/166坪) | 4.2万/坪 (58.8年/72.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大町駅 32.7 万/坪(昨年同期比 +149.7 %)
大町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.7万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +149.7%( +19.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 39.4年から -48.4 %減)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 128.6 坪から +24.7 %増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 30.3 坪から +35.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 39.4 年 → 2024年 20.3 年、-48.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 21.0 分 → 2024年 18.0 分、-14.3 %と減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 66.7 %)
有田駅 32.8 万/坪(昨年同期比 +81.8 %)
有田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.8万円/坪(9.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて +81.8%( +14.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 42.9年から -22.3 %減)。平均土地面積は 192.6 坪 (昨年 166.4 坪から +15.8 %増)。平均建物面積は 35.3 坪 (昨年 99.8 坪から -64.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 42.9 年 → 2024年 33.4 年、-22.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.6 分 → 2024年 12.7 分、+31.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 66.7 %)
江北駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -92.6 %)
江北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -92.6%( -49.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -83.3%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 59.0年(昨年 17.8年から +232.4 %増)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 147.5 坪から +8.7 %増)。平均建物面積は 83.2 坪 (昨年 43.6 坪から +91.0 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.8 年 → 2024年 59.0 年、+232.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.2 分 → 2024年 60.0 分、+182.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 18.2 % → 2024年 100.0 %)
上有田駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -86.3 %)
上有田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -86.3%( -34.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 52.2 坪から +33.3 %増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 19.3 坪から +276.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 15.0 分、+66.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示