【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年7月〜9月期の松本電鉄上高地線 (松本駅~新島々駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.3万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +6.5%( +0.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 49 件(1年前(2022年)に比べて -18.3%( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 98.4 坪から +33.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅、北新・松本大学前駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは北新・松本大学前駅で昨年に比べ +74.2 %、坪単価は 5.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(北新・松本大学前駅、松本駅)は +73.0 %(坪単価 +5.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下島駅、新村駅)は -78.1 %(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.0 % → 2023年 6.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +71.8%( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -52.5%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -85.0%( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
松本電鉄上高地線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松本駅 | 20.4万/坪 (53.4坪) | 11.9万/坪 (93.4坪) | 18.0万/坪 (99.1坪) |
西松本駅 | 18.9万/坪 (63.5坪) | - | - |
渚駅 | 18.6万/坪 (59.5坪) | 20.1万/坪 (97.8坪) | 20.1万/坪 (69.6坪) |
信濃荒井駅 | - | 12.8万/坪 (84.7坪) | 13.9万/坪 (93.8坪) |
大庭駅 | 10.2万/坪 (16.6坪) | 13.2万/坪 (106坪) | 17.2万/坪 (69.6坪) |
下新駅 | 7.2万/坪 (57.5坪) | 6.7万/坪 (129坪) | 14.1万/坪 (163坪) |
北新・松本大学前駅 | 5.2万/坪 (72.6坪) | 3.0万/坪 (33.3坪) | - |
新村駅 | 2.3万/坪 (48.4坪) | 7.9万/坪 (144坪) | 9.3万/坪 (114坪) |
三溝駅 | 2.7万/坪 (278坪) | - | - |
森口駅 | 2.9万/坪 (330坪) | - | 12.1万/坪 (60.5坪) |
下島駅 | 1.6万/坪 (252坪) | 11.0万/坪 (115坪) | 4.6万/坪 (79.3坪) |
波田駅 | 3.3万/坪 (454坪) | 5.5万/坪 (93.8坪) | 10.4万/坪 (112坪) |
渕東駅 | - | - | - |
新島々駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北新・松本大学前駅 5.2 万/坪(昨年同期比 +74.2 %)
北新・松本大学前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +74.2%( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 33.3 坪から +118.2 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 25.0 分、+212.5 %と大きく増加)
松本駅 20.4 万/坪(昨年同期比 +71.8 %)
松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.4万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +71.8%( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(1年前(2022年)に比べて -52.5%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.4 坪 (昨年 93.4 坪から -42.8 %減)。
下島駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -85.0 %)
下島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -85.0%( -9.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +200.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 251.7 坪 (昨年 115.0 坪から +118.9 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 12.8 分 → 2023年 31.3 分、+145.8 %と大きく増加)
新村駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -71.1 %)
新村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -71.1%( -5.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 144.4 坪から -66.5 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 20.0 分 → 2023年 30.0 分、+50.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示