【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR水郡線 (水戸駅～常陸太田駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.9万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +33.2％( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 351 件(１年前(2021年)に比べて -16.4％( -69件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 126.1 坪 (昨年 151.0 坪から -16.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。常陸津田駅、中菅谷駅、常陸大宮駅、額田駅、谷河原駅、常陸太田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上小川駅で昨年に比べ +827.3 ％、坪単価は 0.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(上小川駅、袋田駅)は +735.1 ％(坪単価 +0.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河合駅、静駅)は -74.4 ％(坪単価 -2.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.1 ％ → 2022年 3.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 0.7 ％ → 2022年 0.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった水戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.0万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +17.7％( +2.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 181 件(１年前(2021年)に比べて -6.7％( -13件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河合駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.19万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -93.5％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR水郡線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 水戸駅 | 13.0万/坪 (111坪) | 11.0万/坪 (118坪) | 9.5万/坪 (122坪) |
| 常陸青柳駅 | - | - | 0.24万/坪 (424坪) |
| 常陸津田駅 | 3.0万/坪 (258坪) | 2.3万/坪 (107坪) | 4.0万/坪 (142坪) |
| 後台駅 | 3.6万/坪 (163坪) | 1.3万/坪 (197坪) | 2.0万/坪 (154坪) |
| 下菅谷駅 | 8.1万/坪 (100坪) | 6.9万/坪 (173坪) | 5.5万/坪 (135坪) |
| 中菅谷駅 | 10.7万/坪 (153坪) | 7.1万/坪 (144坪) | 9.3万/坪 (104坪) |
| 上菅谷駅 | 6.5万/坪 (104坪) | 7.0万/坪 (148坪) | 7.9万/坪 (144坪) |
| 常陸鴻巣駅 | - | 0.6万/坪 (278坪) | 0.8万/坪 (299坪) |
| 瓜連駅 | 2.6万/坪 (101坪) | 2.4万/坪 (163坪) | 4.1万/坪 (111坪) |
| 静駅 | 1.0万/坪 (160坪) | 2.3万/坪 (316坪) | 2.1万/坪 (231坪) |
| 常陸大宮駅 | 4.3万/坪 (98.2坪) | 3.6万/坪 (156坪) | 4.5万/坪 (113坪) |
| 玉川村駅 | 0.4万/坪 (248坪) | 0.4万/坪 (444坪) | 0.6万/坪 (180坪) |
| 野上原駅 | 1.5万/坪 (116坪) | 0.4万/坪 (66.6坪) | 1.0万/坪 (206坪) |
| 山方宿駅 | 0.5万/坪 (140坪) | 1.1万/坪 (117坪) | 1.1万/坪 (209坪) |
| 中舟生駅 | - | - | - |
| 下小川駅 | - | 0.9万/坪 (72.6坪) | - |
| 西金駅 | - | 0.3万/坪 (86.2坪) | - |
| 上小川駅 | 0.9万/坪 (209坪) | 0.10万/坪 (99.8坪) | 0.24万/坪 (363坪) |
| 袋田駅 | 0.8万/坪 (39.3坪) | 0.10万/坪 (346坪) | 7.2万/坪 (206坪) |
| 常陸大子駅 | 1.0万/坪 (149坪) | 1.4万/坪 (101坪) | 1.6万/坪 (146坪) |
| 下野宮駅 | 0.5万/坪 (278坪) | - | 0.10万/坪 (151坪) |
| 南酒出駅 | - | 1.5万/坪 (215坪) | 0.9万/坪 (159坪) |
| 額田駅 | 3.0万/坪 (224坪) | 2.0万/坪 (152坪) | 1.2万/坪 (274坪) |
| 河合駅 | 0.19万/坪 (59.0坪) | 2.9万/坪 (175坪) | 0.26万/坪 (309坪) |
| 谷河原駅 | 1.2万/坪 (159坪) | 0.8万/坪 (186坪) | 4.4万/坪 (130坪) |
| 常陸太田駅 | 2.3万/坪 (201坪) | 1.7万/坪 (200坪) | 2.2万/坪 (140坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上小川駅 0.9 万/坪(昨年同期比 +827.3 ％)
上小川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.28万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +827.3％( +0.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 99.8 坪から +109.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 120.0 分 → 2022年 25.0 分、-79.2 ％と大きく減少)
袋田駅 0.8 万/坪(昨年同期比 +642.9 ％)
袋田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +642.9％( +0.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 345.9 坪から -88.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 120.0 分 → 2022年 90.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
河合駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -93.5 ％)
河合駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.19万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -93.5％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 174.7 坪から -66.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 44.8 分 → 2022年 60.0 分、+34.1 ％と大きく増加)
静駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -55.2 ％)
静駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -55.2％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 159.7 坪 (昨年 316.4 坪から -49.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示