【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の上毛電鉄上毛線 (中央前橋駅~西桐生駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +22.3%( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 110 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 128.5 坪 (昨年 155.1 坪から -17.2 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。城東駅、三俣駅、上泉駅、大胡駅、新屋駅、粕川駅、赤城駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは心臓血管センター駅で昨年に比べ +726.9 %、坪単価は 2.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(心臓血管センター駅、北原駅)は +418.3 %(坪単価 +2.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(赤坂駅、膳駅)は -22.5 %(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.6 % → 2022年 4.5 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 22.7 分 → 2022年 27.6 分、+21.7 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 10.0 % → 2022年 3.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三俣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.5万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +37.6%( +5.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった粕川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +37.9%( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
上毛電鉄上毛線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中央前橋駅 | 14.1万/坪 (66.9坪) | 14.0万/坪 (32.1坪) | 14.7万/坪 (39.3坪) |
城東駅 | 18.0万/坪 (51.9坪) | 13.2万/坪 (16.6坪) | 14.3万/坪 (98.3坪) |
三俣駅 | 18.5万/坪 (66.6坪) | 13.4万/坪 (181坪) | 19.5万/坪 (57.5坪) |
片貝駅 | 7.2万/坪 (86.2坪) | 7.1万/坪 (200坪) | - |
上泉駅 | 9.5万/坪 (161坪) | 6.5万/坪 (103坪) | 8.1万/坪 (89.5坪) |
赤坂駅 | 5.2万/坪 (124坪) | 7.4万/坪 (143坪) | 3.5万/坪 (129坪) |
心臓血管センター駅 | 2.8万/坪 (136坪) | 0.3万/坪 (293坪) | 1.4万/坪 (115坪) |
江木駅 | 5.7万/坪 (157坪) | 5.9万/坪 (151坪) | 4.2万/坪 (156坪) |
大胡駅 | 5.0万/坪 (127坪) | 4.0万/坪 (153坪) | 3.8万/坪 (146坪) |
樋越駅 | 3.0万/坪 (133坪) | 3.1万/坪 (136坪) | 5.4万/坪 (133坪) |
北原駅 | 4.3万/坪 (204坪) | 2.1万/坪 (424坪) | - |
新屋駅 | 3.3万/坪 (135坪) | 2.1万/坪 (148坪) | - |
粕川駅 | 1.9万/坪 (198坪) | 1.4万/坪 (295坪) | 4.3万/坪 (141坪) |
膳駅 | 2.3万/坪 (66.6坪) | 2.7万/坪 (220坪) | 3.4万/坪 (103坪) |
新里駅 | 2.7万/坪 (160坪) | 3.0万/坪 (166坪) | 1.6万/坪 (192坪) |
新川駅 | 4.5万/坪 (194坪) | 4.3万/坪 (212坪) | 4.3万/坪 (233坪) |
東新川駅 | 5.2万/坪 (96.8坪) | 4.9万/坪 (177坪) | 4.1万/坪 (94.5坪) |
赤城駅 | 8.1万/坪 (119坪) | 5.4万/坪 (123坪) | 5.2万/坪 (95.4坪) |
桐生球場前駅 | - | 3.9万/坪 (72.6坪) | - |
天王宿駅 | - | - | - |
丸山下駅 | - | 8.4万/坪 (142坪) | - |
西桐生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
心臓血管センター駅 2.8 万/坪(昨年同期比 +726.9 %)
心臓血管センター駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.8万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +726.9%( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2021年)に比べて +800.0%( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 136.0 坪 (昨年 293.4 坪から -53.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 51.6 分、+222.2 %と大きく増加)
北原駅 4.3 万/坪(昨年同期比 +109.7 %)
北原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +109.7%( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 204.2 坪 (昨年 423.5 坪から -51.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 18.5 分、+117.6 %と大きく増加)
赤坂駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -29.8 %)
赤坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -29.8%( -2.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 142.9 坪から -13.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.8 分 → 2022年 14.5 分、+65.7 %と大きく増加)
膳駅 2.3 万/坪(昨年同期比 -15.2 %)
膳駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -15.2%( -0.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.6 坪 (昨年 219.8 坪から -69.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.0 分 → 2022年 4.0 分、-84.6 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示