【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR花輪線 (湯瀬温泉駅～大館駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.7万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +10.6％( +0.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 111 件(１年前(2021年)に比べて -27.5％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.7 坪 (昨年 140.6 坪から -10.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八幡平駅、陸中大里駅、十和田南駅、扇田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柴平駅で昨年に比べ +5000.7 ％、坪単価は 2.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(柴平駅、扇田駅)は +2547.1 ％(坪単価 +2.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鹿角花輪駅、大館駅)は +1.9 ％(坪単価 +0.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.3 ％ → 2022年 0.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.8万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +13.2％( +0.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2021年)に比べて -37.8％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった八幡平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.20万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +63.1％( +0.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR花輪線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 湯瀬温泉駅 | - | - | 0.7万/坪 (227坪) |
| 八幡平駅 | 0.7万/坪 (162坪) | 0.4万/坪 (253坪) | 1.0万/坪 (159坪) |
| 陸中大里駅 | 1.0万/坪 (109坪) | 0.7万/坪 (124坪) | 3.7万/坪 (228坪) |
| 鹿角花輪駅 | 3.5万/坪 (96.7坪) | 3.8万/坪 (79.4坪) | 3.4万/坪 (138坪) |
| 柴平駅 | 2.5万/坪 (197坪) | 0.05万/坪 (203坪) | 1.0万/坪 (151坪) |
| 十和田南駅 | 1.8万/坪 (91.3坪) | 1.3万/坪 (173坪) | 2.2万/坪 (118坪) |
| 末広駅 | - | - | - |
| 土深井駅 | - | 0.5万/坪 (160坪) | - |
| 沢尻駅 | - | - | - |
| 十二所駅 | 1.3万/坪 (150坪) | - | - |
| 大滝温泉駅 | 1.2万/坪 (66.6坪) | - | - |
| 扇田駅 | 3.5万/坪 (89.9坪) | 1.8万/坪 (164坪) | 1.5万/坪 (163坪) |
| 東大館駅 | - | 6.1万/坪 (60.5坪) | 4.9万/坪 (142坪) |
| 大館駅 | 4.8万/坪 (146坪) | 4.2万/坪 (141坪) | 4.0万/坪 (142坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柴平駅 2.5 万/坪(昨年同期比 +5000.7 ％)
柴平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +5000.7％( +2.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 196.6 坪 (昨年 202.7 坪から -3.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 30.0 分 → 2022年 23.3 分、-22.2 ％と大きく減少)
扇田駅 3.5 万/坪(昨年同期比 +93.5 ％)
扇田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +93.5％( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 89.9 坪 (昨年 164.1 坪から -45.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 21.2 分 → 2022年 24.6 分、+15.6 ％と増加)
鹿角花輪駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -9.4 ％)
鹿角花輪駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.4％( -0.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて +15.8％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 96.7 坪 (昨年 79.4 坪から +21.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.6 分 → 2022年 16.4 分、-20.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.3 ％ → 2022年 4.5 ％)
大館駅 4.8 万/坪(昨年同期比 +13.2 ％)
大館駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.8万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +13.2％( +0.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 56 件(１年前(2021年)に比べて -37.8％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 145.7 坪 (昨年 140.8 坪から +3.5 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示