【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜12月期のJR久大本線 (久留米駅~筑後大石駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +37.6%( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 84 件(1年前(2022年)に比べて -42.1%( -61件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 133.5 坪から -3.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。久留米駅、南久留米駅、善導寺駅、田主丸駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは田主丸駅で昨年に比べ +47.2 %、坪単価は 7.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(田主丸駅、南久留米駅)は +46.0 %(坪単価 +4.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(筑後大石駅、筑後草野駅)は -50.8 %(坪単価 -1.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 20.0 分 → 2023年 17.2 分、-14.1 %と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 1.4 % → 2023年 3.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった久留米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.0万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +44.0%( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2022年)に比べて -20.0%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった筑後大石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -59.8%( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR久大本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
久留米駅 | 33.0万/坪 (115坪) | 22.9万/坪 (93.0坪) | 20.5万/坪 (70.0坪) |
久留米高校前駅 | 23.6万/坪 (77.1坪) | 24.6万/坪 (110坪) | 21.8万/坪 (66.9坪) |
南久留米駅 | 23.3万/坪 (56.5坪) | 16.1万/坪 (143坪) | 19.3万/坪 (72.1坪) |
久留米大学前駅 | 15.8万/坪 (105坪) | 17.2万/坪 (178坪) | 16.9万/坪 (101坪) |
御井駅 | 12.4万/坪 (124坪) | 13.1万/坪 (94.8坪) | 16.2万/坪 (157坪) |
善導寺駅 | 10.0万/坪 (145坪) | 8.2万/坪 (148坪) | 6.9万/坪 (196坪) |
筑後草野駅 | 2.6万/坪 (99.8坪) | 4.5万/坪 (154坪) | - |
田主丸駅 | 7.3万/坪 (112坪) | 5.0万/坪 (92.6坪) | 5.1万/坪 (142坪) |
筑後吉井駅 | 3.4万/坪 (314坪) | 4.0万/坪 (185坪) | 3.5万/坪 (138坪) |
うきは駅 | 3.4万/坪 (135坪) | 3.7万/坪 (203坪) | 3.6万/坪 (143坪) |
筑後大石駅 | 1.0万/坪 (176坪) | 2.4万/坪 (125坪) | 2.7万/坪 (103坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
田主丸駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +47.2 %)
田主丸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +47.2%( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2022年)に比べて -54.5%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 112.1 坪 (昨年 92.6 坪から +21.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 29.0 分 → 2023年 16.3 分、-43.8 %と大きく減少)
南久留米駅 23.3 万/坪(昨年同期比 +44.8 %)
南久留米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.3万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +44.8%( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて -78.6%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.5 坪 (昨年 142.9 坪から -60.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 33.3 %)
筑後大石駅 1.0 万/坪(昨年同期比 -59.8 %)
筑後大石駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.0万円/坪(0.29万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -59.8%( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2022年)に比べて -36.4%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 176.1 坪 (昨年 124.6 坪から +41.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.4 分 → 2023年 28.4 分、+63.7 %と大きく増加)
筑後草野駅 2.6 万/坪(昨年同期比 -41.8 %)
筑後草野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -41.8%( -1.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 154.3 坪から -35.3 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示