【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年4月〜6月期のJR相模線 (茅ケ崎駅～橋本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +21.0％( +7.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 126 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +36件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.1 坪 (昨年 103.6 坪から -18.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。茅ケ崎駅、香川駅、海老名駅、下溝駅、番田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下溝駅で昨年に比べ +91.0 ％、坪単価は 24.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(下溝駅、茅ケ崎駅)は +76.5 ％(坪単価 +18.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(原当麻駅、寒川駅)は -29.5 ％(坪単価 -14.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 20.4 分 → 2021年 27.1 分、+32.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.8 ％ → 2021年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +61.9％( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +58.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった社家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.0万円/坪(4.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -25.7％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR相模線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茅ケ崎駅 | 64.4万/坪 (70.1坪) | 39.8万/坪 (68.8坪) | 58.6万/坪 (61.4坪) |
| 北茅ケ崎駅 | - | - | - |
| 香川駅 | 42.2万/坪 (49.0坪) | 33.4万/坪 (167坪) | 30.8万/坪 (121坪) |
| 寒川駅 | 33.5万/坪 (82.4坪) | 47.0万/坪 (36.1坪) | 29.8万/坪 (106坪) |
| 宮山駅 | - | 38.3万/坪 (40.8坪) | 8.9万/坪 (132坪) |
| 倉見駅 | 31.5万/坪 (106坪) | 29.5万/坪 (254坪) | 39.7万/坪 (90.8坪) |
| 門沢橋駅 | 49.6万/坪 (30.3坪) | - | 33.2万/坪 (136坪) |
| 社家駅 | 15.0万/坪 (299坪) | 20.2万/坪 (280坪) | 13.3万/坪 (357坪) |
| 厚木駅 | 53.7万/坪 (96.8坪) | 60.7万/坪 (40.1坪) | 20.9万/坪 (28.7坪) |
| 海老名駅 | 48.4万/坪 (74.4坪) | 39.3万/坪 (90.6坪) | 32.8万/坪 (69.9坪) |
| 入谷駅 | 32.5万/坪 (108坪) | 43.0万/坪 (30.3坪) | 46.3万/坪 (30.3坪) |
| 相武台下駅 | 11.9万/坪 (86.2坪) | - | 23.0万/坪 (54.5坪) |
| 下溝駅 | 24.9万/坪 (138坪) | 13.0万/坪 (72.6坪) | 37.3万/坪 (37.8坪) |
| 原当麻駅 | 33.3万/坪 (87.0坪) | 47.9万/坪 (199坪) | 21.5万/坪 (147坪) |
| 番田駅 | 27.2万/坪 (104坪) | 19.9万/坪 (280坪) | 8.0万/坪 (111坪) |
| 上溝駅 | 35.6万/坪 (67.6坪) | 49.7万/坪 (34.8坪) | 40.0万/坪 (80.2坪) |
| 南橋本駅 | 57.3万/坪 (40.5坪) | 54.7万/坪 (57.5坪) | 53.0万/坪 (37.4坪) |
| 橋本駅 | 26.9万/坪 (131坪) | 32.2万/坪 (124坪) | 38.8万/坪 (89.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下溝駅 24.9 万/坪(昨年同期比 +91.0 ％)
下溝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +91.0％( +11.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 137.6 坪 (昨年 72.6 坪から +89.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.5 分 → 2021年 14.5 分、-25.6 ％と大きく減少)
茅ケ崎駅 64.4 万/坪(昨年同期比 +61.9 ％)
茅ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.4万円/坪(19.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +61.9％( +24.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2020年)に比べて +58.3％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 68.8 坪から +1.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 26.1 分 → 2021年 20.9 分、-19.9 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.2 ％ → 2021年 2.6 ％)
原当麻駅 33.3 万/坪(昨年同期比 -30.3 ％)
原当麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.3万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -30.3％( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 198.9 坪から -56.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.5 分 → 2021年 10.8 分、+138.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 25.0 ％)
寒川駅 33.5 万/坪(昨年同期比 -28.7 ％)
寒川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.5万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -28.7％( -13.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 36.1 坪から +128.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.9 分 → 2021年 9.2 分、-22.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示