【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR日光線 (宇都宮駅～日光駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +20.1％( +3.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 38 件(１年前(2023年)に比べて -37.7％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.0 坪 (昨年 127.2 坪から -23.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。宇都宮駅、今市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは文挟駅で昨年に比べ +1729.9 ％、坪単価は 1.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(文挟駅、下野大沢駅)は +983.3 ％(坪単価 +5.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴田駅、鹿沼駅)は -13.4 ％(坪単価 -3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 37.4 分 → 2024年 31.5 分、-15.7 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 ％ → 2024年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった宇都宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.3万円/坪(9.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +24.2％( +5.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -45.7％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった文挟駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1729.9％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR日光線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宇都宮駅 | 30.3万/坪 (97.1坪) | 24.4万/坪 (113坪) | 24.2万/坪 (120坪) |
| 鶴田駅 | 15.5万/坪 (120坪) | 22.3万/坪 (60.5坪) | 19.4万/坪 (60.1坪) |
| 鹿沼駅 | 9.1万/坪 (80.5坪) | 8.8万/坪 (194坪) | 9.2万/坪 (110坪) |
| 文挟駅 | 1.2万/坪 (89.2坪) | 0.07万/坪 (119坪) | 1.3万/坪 (115坪) |
| 下野大沢駅 | 13.1万/坪 (97.8坪) | 3.9万/坪 (121坪) | 3.2万/坪 (90.8坪) |
| 今市駅 | 12.7万/坪 (118坪) | 8.5万/坪 (80.7坪) | 10.0万/坪 (62.0坪) |
| 日光駅 | 7.6万/坪 (96.8坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
文挟駅 1.2 万/坪(昨年同期比 +1729.9 ％)
文挟駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1729.9％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 89.2 坪 (昨年 119.5 坪から -25.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 13.5 分 → 2024年 11.5 分、-14.8 ％と減少)
下野大沢駅 13.1 万/坪(昨年同期比 +236.6 ％)
下野大沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.1万円/坪(4.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +236.6％( +9.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 121.0 坪から -19.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 41.1 分 → 2024年 25.1 分、-38.9 ％と大きく減少)
鶴田駅 15.5 万/坪(昨年同期比 -30.7 ％)
鶴田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.5万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -30.7％( -6.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 120.0 坪 (昨年 60.5 坪から +98.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.5 分 → 2024年 11.7 分、-33.3 ％と大きく減少)
鹿沼駅 9.1 万/坪(昨年同期比 +4.0 ％)
鹿沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.0％( +0.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.5 坪 (昨年 193.7 坪から -58.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示