【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR青梅線 (立川駅～奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.9万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -19.3％( -11.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 76 件(１年前(2023年)に比べて -62.6％( -127件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 109.0 坪 (昨年 93.2 坪から +16.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。日向和田駅、二俣尾駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは二俣尾駅で昨年に比べ +70.6 ％、坪単価は 17.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(二俣尾駅、日向和田駅)は +53.5 ％(坪単価 +6.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西立川駅、羽村駅)は -40.3 ％(坪単価 -32.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.4 ％ → 2024年 10.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 13.7 分 → 2024年 15.5 分、+13.2 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.5 ％ → 2024年 1.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 161万円/坪(48.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.2％( -35.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -70.6％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった石神前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.0万円/坪(3.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +18.4％( +1.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR青梅線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 161万/坪 (72.9坪) | 197万/坪 (54.1坪) | 166万/坪 (58.9坪) |
| 西立川駅 | 48.0万/坪 (198坪) | 96.5万/坪 (47.8坪) | 41.8万/坪 (50.3坪) |
| 東中神駅 | 73.1万/坪 (46.1坪) | 90.5万/坪 (68.8坪) | 71.1万/坪 (111坪) |
| 中神駅 | 67.1万/坪 (97.3坪) | 70.9万/坪 (58.3坪) | 78.5万/坪 (67.7坪) |
| 昭島駅 | - | 60.9万/坪 (73.5坪) | 63.8万/坪 (54.2坪) |
| 拝島駅 | 65.1万/坪 (95.8坪) | 55.2万/坪 (83.1坪) | 44.2万/坪 (84.4坪) |
| 牛浜駅 | 34.0万/坪 (80.2坪) | 39.9万/坪 (108坪) | 37.8万/坪 (31.8坪) |
| 福生駅 | 50.3万/坪 (109坪) | 54.9万/坪 (92.2坪) | 57.1万/坪 (129坪) |
| 羽村駅 | 36.9万/坪 (126坪) | 53.1万/坪 (81.3坪) | 54.0万/坪 (80.9坪) |
| 小作駅 | 49.1万/坪 (136坪) | 51.3万/坪 (147坪) | 42.0万/坪 (151坪) |
| 河辺駅 | 40.7万/坪 (82.4坪) | 36.2万/坪 (191坪) | 44.6万/坪 (104坪) |
| 東青梅駅 | 20.6万/坪 (104坪) | 28.2万/坪 (66.8坪) | 26.2万/坪 (66.4坪) |
| 青梅駅 | 23.4万/坪 (125坪) | 23.8万/坪 (74.4坪) | 12.8万/坪 (87.1坪) |
| 宮ノ平駅 | - | 6.2万/坪 (133坪) | 8.1万/坪 (123坪) |
| 日向和田駅 | 18.4万/坪 (107坪) | 13.5万/坪 (99.8坪) | 20.1万/坪 (74.4坪) |
| 石神前駅 | 10.0万/坪 (84.7坪) | 8.5万/坪 (59.0坪) | 11.0万/坪 (9.1坪) |
| 二俣尾駅 | 17.5万/坪 (56.0坪) | 10.3万/坪 (96.0坪) | 17.9万/坪 (56.0坪) |
| 軍畑駅 | 14.2万/坪 (42.4坪) | - | - |
| 沢井駅 | 11.7万/坪 (145坪) | - | - |
| 御嶽駅 | - | - | - |
| 川井駅 | - | - | - |
| 古里駅 | 6.0万/坪 (109坪) | - | - |
| 鳩ノ巣駅 | - | - | 1.0万/坪 (69.6坪) |
| 白丸駅 | - | - | - |
| 奥多摩駅 | - | - | 6.9万/坪 (42.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二俣尾駅 17.5 万/坪(昨年同期比 +70.6 ％)
二俣尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.5万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +70.6％( +7.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 96.0 坪から -41.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 6.8 分 → 2024年 6.0 分、-11.1 ％と減少)
日向和田駅 18.4 万/坪(昨年同期比 +36.4 ％)
日向和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.4万円/坪(5.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +36.4％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -81.8％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 99.8 坪から +7.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 10.9 分 → 2024年 9.0 分、-17.5 ％と減少)
西立川駅 48.0 万/坪(昨年同期比 -50.2 ％)
西立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -50.2％( -48.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 197.6 坪 (昨年 47.8 坪から +313.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.2 分 → 2024年 15.0 分、+34.3 ％と大きく増加)
羽村駅 36.9 万/坪(昨年同期比 -30.4 ％)
羽村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.9万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -30.4％( -16.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -55.0％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.8 坪 (昨年 81.3 坪から +54.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.0 ％ → 2024年 11.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示