【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期のJR青梅線 (立川駅～奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 58.8万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +24.5％( +11.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 58 件(１年前(2022年)に比べて -12.1％( -8件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 117.8 坪 (昨年 96.5 坪から +22.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。西立川駅、東中神駅、拝島駅、福生駅、小作駅、宮ノ平駅、日向和田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは立川駅で昨年に比べ +124.7 ％、坪単価は 318 万円/坪となった。
上位 2 駅(立川駅、小作駅)は +110.5 ％(坪単価 +102.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(河辺駅、羽村駅)は -16.6 ％(坪単価 -7.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 10.6 ％ → 2023年 10.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 318万円/坪(96.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +124.7％( +176.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった宮ノ平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +62.4％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR青梅線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 318万/坪 (54.5坪) | 142万/坪 (36.3坪) | 82.4万/坪 (41.1坪) |
| 西立川駅 | 58.8万/坪 (27.2坪) | 39.4万/坪 (41.3坪) | 60.5万/坪 (33.8坪) |
| 東中神駅 | 113万/坪 (78.7坪) | 72.4万/坪 (247坪) | 67.8万/坪 (61.6坪) |
| 中神駅 | 73.3万/坪 (41.8坪) | 82.6万/坪 (62.3坪) | 74.7万/坪 (30.3坪) |
| 昭島駅 | 51.7万/坪 (34.8坪) | 56.4万/坪 (61.1坪) | 52.1万/坪 (59.0坪) |
| 拝島駅 | 51.7万/坪 (165坪) | 41.0万/坪 (69.9坪) | 33.7万/坪 (95.6坪) |
| 牛浜駅 | 47.8万/坪 (31.0坪) | - | - |
| 福生駅 | 55.4万/坪 (118坪) | 39.7万/坪 (196坪) | 26.3万/坪 (42.4坪) |
| 羽村駅 | 40.7万/坪 (97.4坪) | 47.3万/坪 (37.8坪) | 32.1万/坪 (129坪) |
| 小作駅 | 57.0万/坪 (189坪) | 29.0万/坪 (220坪) | 43.7万/坪 (46.9坪) |
| 河辺駅 | 32.0万/坪 (243坪) | 39.6万/坪 (56.3坪) | 28.4万/坪 (59.9坪) |
| 東青梅駅 | 32.7万/坪 (59.0坪) | 36.2万/坪 (50.2坪) | 27.9万/坪 (66.8坪) |
| 青梅駅 | 27.9万/坪 (81.4坪) | - | 20.2万/坪 (130坪) |
| 宮ノ平駅 | 6.2万/坪 (133坪) | 3.8万/坪 (185坪) | - |
| 日向和田駅 | 31.3万/坪 (66.6坪) | 21.1万/坪 (54.5坪) | 18.4万/坪 (73.7坪) |
| 石神前駅 | - | - | - |
| 二俣尾駅 | 10.1万/坪 (139坪) | - | - |
| 軍畑駅 | - | - | 4.5万/坪 (78.7坪) |
| 沢井駅 | - | - | - |
| 御嶽駅 | - | - | - |
| 川井駅 | - | - | - |
| 古里駅 | - | - | 6.5万/坪 (119坪) |
| 鳩ノ巣駅 | - | - | - |
| 白丸駅 | - | - | - |
| 奥多摩駅 | - | 9.4万/坪 (21.2坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
立川駅 318.4 万/坪(昨年同期比 +124.7 ％)
立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 318万円/坪(96.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +124.7％( +176.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 36.3 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 21.3 分 → 2023年 13.5 分、-36.7 ％と大きく減少)
小作駅 57.0 万/坪(昨年同期比 +96.2 ％)
小作駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.0万円/坪(17.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +96.2％( +27.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2022年)に比べて +20.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 188.9 坪 (昨年 220.4 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 22.6 分 → 2023年 11.8 分、-47.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 10.0 ％ → 2023年 18.2 ％)
河辺駅 32.0 万/坪(昨年同期比 -19.2 ％)
河辺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.0万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -19.2％( -7.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 242.5 坪 (昨年 56.3 坪から +330.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 17.8 分 → 2023年 21.7 分、+22.1 ％と大きく増加)
羽村駅 40.7 万/坪(昨年同期比 -14.0 ％)
羽村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.7万円/坪(12.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -14.0％( -6.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 97.4 坪 (昨年 37.8 坪から +157.6 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示