【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期のJR青梅線 (立川駅~奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +3.3%( +1.8万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 228 件(1年前(2020年)に比べて -3.0%( -7件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 72.1 坪 (昨年 73.3 坪から -1.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。牛浜駅、小作駅、東青梅駅、日向和田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは石神前駅で昨年に比べ +6041.2 %、坪単価は 19.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(石神前駅、古里駅)は +3113.7 %(坪単価 +11.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(軍畑駅、宮ノ平駅)は -58.6 %(坪単価 -7.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 0.9 % → 2021年 3.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 120万円/坪(36.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -17.6%( -25.6万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 32 件(1年前(2020年)に比べて +28.0%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった軍畑駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -59.0%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR青梅線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
立川駅 | 120万/坪 (46.7坪) | 145万/坪 (52.4坪) | 139万/坪 (65.3坪) |
西立川駅 | 74.9万/坪 (39.1坪) | 65.6万/坪 (41.7坪) | 56.8万/坪 (113坪) |
東中神駅 | 65.5万/坪 (70.5坪) | 66.7万/坪 (44.1坪) | 64.0万/坪 (93.3坪) |
中神駅 | 75.2万/坪 (49.5坪) | 69.0万/坪 (54.6坪) | 58.8万/坪 (123坪) |
昭島駅 | 60.5万/坪 (78.7坪) | 60.8万/坪 (65.3坪) | 55.1万/坪 (79.0坪) |
拝島駅 | 49.0万/坪 (76.3坪) | 53.8万/坪 (61.5坪) | 43.9万/坪 (85.6坪) |
牛浜駅 | 56.7万/坪 (42.4坪) | 44.9万/坪 (103坪) | 52.3万/坪 (126坪) |
福生駅 | 46.9万/坪 (59.0坪) | 41.0万/坪 (59.0坪) | 47.2万/坪 (86.8坪) |
羽村駅 | 40.9万/坪 (89.4坪) | 49.7万/坪 (81.4坪) | 45.5万/坪 (73.7坪) |
小作駅 | 46.5万/坪 (58.7坪) | 31.7万/坪 (103坪) | 40.9万/坪 (88.4坪) |
河辺駅 | 35.4万/坪 (88.5坪) | 30.9万/坪 (101坪) | 30.3万/坪 (92.3坪) |
東青梅駅 | 33.0万/坪 (73.9坪) | 19.7万/坪 (81.4坪) | 26.5万/坪 (88.0坪) |
青梅駅 | 14.1万/坪 (83.6坪) | 17.9万/坪 (91.8坪) | 32.8万/坪 (91.1坪) |
宮ノ平駅 | 5.5万/坪 (18.2坪) | 13.2万/坪 (36.3坪) | - |
日向和田駅 | 19.3万/坪 (70.2坪) | 13.8万/坪 (44.4坪) | 15.6万/坪 (160坪) |
石神前駅 | 19.8万/坪 (60.5坪) | 0.3万/坪 (260坪) | 12.0万/坪 (95.7坪) |
二俣尾駅 | - | 10.1万/坪 (45.4坪) | 14.3万/坪 (112坪) |
軍畑駅 | 4.7万/坪 (251坪) | 11.6万/坪 (60.5坪) | - |
沢井駅 | - | 5.7万/坪 (13.6坪) | - |
御嶽駅 | - | - | - |
川井駅 | - | - | - |
古里駅 | 5.9万/坪 (160坪) | 2.0万/坪 (63.5坪) | 5.1万/坪 (303坪) |
鳩ノ巣駅 | 6.2万/坪 (48.4坪) | - | 0.9万/坪 (42.4坪) |
白丸駅 | 2.2万/坪 (106坪) | - | - |
奥多摩駅 | 3.2万/坪 (72.6坪) | - | 0.19万/坪 (106坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
石神前駅 19.8 万/坪(昨年同期比 +6041.2 %)
石神前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.8万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +6041.2%( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 260.2 坪から -76.7 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 14.0 分、+75.0 %と大きく増加)
古里駅 5.9 万/坪(昨年同期比 +186.1 %)
古里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +186.1%( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 63.5 坪から +152.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.0 分 → 2021年 4.0 分、-33.3 %と大きく減少)
軍畑駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -59.0 %)
軍畑駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -59.0%( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 251.1 坪 (昨年 60.5 坪から +315.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 10.3 分、-65.6 %と大きく減少)
宮ノ平駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -58.3 %)
宮ノ平駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -58.3%( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 36.3 坪から -50.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 16.0 分 → 2021年 7.0 分、-56.2 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示