【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年7月〜9月期のJR青梅線 (立川駅～奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 62.6万円/坪(18.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +25.7％( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 69.2 坪から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。立川駅、西立川駅、牛浜駅、福生駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小作駅で昨年に比べ +111.2 ％、坪単価は 55.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(小作駅、立川駅)は +91.1 ％(坪単価 +53.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青梅駅、羽村駅)は -61.2 ％(坪単価 -17.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.9 ％ → 2021年 8.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 3.2 ％ → 2021年 1.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +71.0％( +78.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青梅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -79.4％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR青梅線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 189万/坪 (59.9坪) | 110万/坪 (49.2坪) | 174万/坪 (116坪) |
| 西立川駅 | 85.1万/坪 (34.8坪) | 59.2万/坪 (42.4坪) | - |
| 東中神駅 | 61.2万/坪 (81.7坪) | 54.6万/坪 (69.6坪) | 69.9万/坪 (142坪) |
| 中神駅 | 79.7万/坪 (57.1坪) | 85.8万/坪 (35.9坪) | - |
| 昭島駅 | 51.1万/坪 (145坪) | 82.1万/坪 (37.2坪) | 50.9万/坪 (76.4坪) |
| 拝島駅 | 48.1万/坪 (55.0坪) | 70.1万/坪 (55.4坪) | 50.1万/坪 (57.5坪) |
| 牛浜駅 | 56.7万/坪 (42.4坪) | 47.2万/坪 (42.4坪) | 55.1万/坪 (174坪) |
| 福生駅 | 53.2万/坪 (74.4坪) | 39.2万/坪 (37.5坪) | - |
| 羽村駅 | 29.4万/坪 (54.5坪) | 51.6万/坪 (110坪) | 65.5万/坪 (30.3坪) |
| 小作駅 | 55.8万/坪 (72.0坪) | 26.4万/坪 (108坪) | 49.1万/坪 (68.1坪) |
| 河辺駅 | 29.8万/坪 (75.8坪) | 28.0万/坪 (113坪) | 25.9万/坪 (128坪) |
| 東青梅駅 | 30.9万/坪 (78.0坪) | 27.6万/坪 (49.2坪) | 33.2万/坪 (51.4坪) |
| 青梅駅 | 3.2万/坪 (86.2坪) | 15.6万/坪 (77.6坪) | 24.5万/坪 (40.8坪) |
| 宮ノ平駅 | - | - | - |
| 日向和田駅 | - | - | - |
| 石神前駅 | - | - | - |
| 二俣尾駅 | - | - | - |
| 軍畑駅 | - | 11.6万/坪 (60.5坪) | - |
| 沢井駅 | - | - | - |
| 御嶽駅 | - | - | - |
| 川井駅 | - | - | - |
| 古里駅 | - | - | - |
| 鳩ノ巣駅 | 6.2万/坪 (48.4坪) | - | - |
| 白丸駅 | - | - | - |
| 奥多摩駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小作駅 55.8 万/坪(昨年同期比 +111.2 ％)
小作駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.8万円/坪(16.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +111.2％( +29.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.0 坪 (昨年 108.3 坪から -33.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.9 分 → 2021年 12.4 分、-37.6 ％と大きく減少)
立川駅 188.8 万/坪(昨年同期比 +71.0 ％)
立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて +71.0％( +78.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +75.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.9 坪 (昨年 49.2 坪から +21.8 ％増)。
青梅駅 3.2 万/坪(昨年同期比 -79.4 ％)
青梅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -79.4％( -12.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 86.2 坪 (昨年 77.6 坪から +11.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 23.0 分 → 2021年 30.0 分、+30.4 ％と大きく増加)
羽村駅 29.4 万/坪(昨年同期比 -43.1 ％)
羽村駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2020年)に比べて -43.1％( -22.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 110.4 坪から -50.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 13.6 分 → 2021年 16.0 分、+17.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示