【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年4月〜6月期のJR青梅線 (立川駅～奥多摩駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -3.6％( -1.8万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 43 件(１年前(2019年)に比べて -24.6％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.1 坪 (昨年 79.7 坪から +9.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。立川駅、西立川駅、拝島駅、日向和田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは日向和田駅で昨年に比べ +88.8 ％、坪単価は 29.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(日向和田駅、拝島駅)は +73.3 ％(坪単価 +16.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青梅駅、東青梅駅)は -41.0 ％(坪単価 -13.8 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 12.3 ％ → 2020年 9.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった立川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 157万円/坪(47.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +52.5％( +54.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった青梅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -47.5％( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR青梅線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 立川駅 | 157万/坪 (63.5坪) | 103万/坪 (64.0坪) | 122万/坪 (62.0坪) |
| 西立川駅 | 83.3万/坪 (31.3坪) | 63.0万/坪 (50.7坪) | 51.4万/坪 (27.2坪) |
| 東中神駅 | 66.0万/坪 (44.6坪) | - | 63.6万/坪 (40.8坪) |
| 中神駅 | 70.2万/坪 (41.4坪) | 64.0万/坪 (83.4坪) | 58.2万/坪 (36.1坪) |
| 昭島駅 | 44.3万/坪 (115坪) | 40.7万/坪 (26.5坪) | 51.5万/坪 (131坪) |
| 拝島駅 | 53.4万/坪 (36.8坪) | 33.9万/坪 (89.6坪) | 39.9万/坪 (26.9坪) |
| 牛浜駅 | 42.5万/坪 (196坪) | 54.2万/坪 (75.6坪) | 54.4万/坪 (29.5坪) |
| 福生駅 | 54.3万/坪 (72.6坪) | 57.1万/坪 (74.6坪) | 89.9万/坪 (37.8坪) |
| 羽村駅 | 42.0万/坪 (86.2坪) | 41.6万/坪 (45.1坪) | 50.9万/坪 (71.6坪) |
| 小作駅 | 37.1万/坪 (210坪) | 40.4万/坪 (92.1坪) | 40.2万/坪 (135坪) |
| 河辺駅 | 27.3万/坪 (140坪) | 24.9万/坪 (66.3坪) | 42.7万/坪 (85.8坪) |
| 東青梅駅 | 24.9万/坪 (58.1坪) | 38.1万/坪 (83.7坪) | 23.7万/坪 (45.8坪) |
| 青梅駅 | 15.9万/坪 (123坪) | 30.2万/坪 (169坪) | 29.9万/坪 (35.5坪) |
| 宮ノ平駅 | - | - | 13.6万/坪 (103坪) |
| 日向和田駅 | 29.4万/坪 (40.8坪) | 15.6万/坪 (160坪) | 25.7万/坪 (54.5坪) |
| 石神前駅 | - | 10.1万/坪 (109坪) | 22.0万/坪 (22.7坪) |
| 二俣尾駅 | 10.1万/坪 (45.4坪) | - | 4.6万/坪 (303坪) |
| 軍畑駅 | - | - | 0.9万/坪 (66.6坪) |
| 沢井駅 | - | - | - |
| 御嶽駅 | - | - | - |
| 川井駅 | - | - | - |
| 古里駅 | - | - | - |
| 鳩ノ巣駅 | - | - | - |
| 白丸駅 | - | - | - |
| 奥多摩駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
日向和田駅 29.4 万/坪(昨年同期比 +88.8 ％)
日向和田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +88.8％( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 160.3 坪から -74.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 9.0 分 → 2020年 8.0 分、-11.1 ％と減少)
拝島駅 53.4 万/坪(昨年同期比 +57.7 ％)
拝島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.4万円/坪(16.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +57.7％( +19.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.8 坪 (昨年 89.6 坪から -58.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 16.5 分 → 2020年 10.3 分、-37.4 ％と大きく減少)
青梅駅 15.9 万/坪(昨年同期比 -47.5 ％)
青梅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -47.5％( -14.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 169.4 坪から -27.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.5 分 → 2020年 9.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
東青梅駅 24.9 万/坪(昨年同期比 -34.6 ％)
東青梅駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.9万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -34.6％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +133.3％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 58.1 坪 (昨年 83.7 坪から -30.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 13.0 分 → 2020年 17.9 分、+37.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示