【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期の都営新宿線 (新宿駅～篠崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 308万円/坪(93.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +7.3％( +20.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて -75.7％( -78件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.9 坪 (昨年 55.2 坪から +19.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。馬喰横山駅、菊川駅、大島駅、東大島駅、船堀駅、一之江駅、篠崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは馬喰横山駅で昨年に比べ +98.3 ％、坪単価は 937 万円/坪となった。
上位 2 駅(馬喰横山駅、船堀駅)は +89.5 ％(坪単価 +295.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(森下駅、住吉駅)は -32.1 ％(坪単価 -153.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 12.0 分 → 2024年 9.7 分、-18.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.4 ％ → 2024年 40.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった馬喰横山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 937万円/坪(283万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +98.3％( +464.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった瑞江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -9.1％( -12.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -78.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 都営新宿線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 新宿三丁目駅 | - | - | - |
| 曙橋駅 | - | 469万/坪 (28.2坪) | 541万/坪 (49.9坪) |
| 市ケ谷駅 | 814万/坪 (19.7坪) | 740万/坪 (25.0坪) | 554万/坪 (12.1坪) |
| 九段下駅 | - | 1,883万/坪 (44.9坪) | - |
| 神保町駅 | - | - | 737万/坪 (34.3坪) |
| 小川町駅 | - | - | 1,044万/坪 (28.7坪) |
| 岩本町駅 | - | 1,091万/坪 (15.1坪) | - |
| 馬喰横山駅 | 937万/坪 (18.2坪) | 472万/坪 (21.2坪) | - |
| 浜町駅 | 661万/坪 (16.6坪) | - | - |
| 森下駅 | 300万/坪 (28.0坪) | 554万/坪 (43.1坪) | 345万/坪 (23.7坪) |
| 菊川駅 | 452万/坪 (28.7坪) | 335万/坪 (43.9坪) | 353万/坪 (32.1坪) |
| 住吉駅 | 235万/坪 (46.9坪) | 288万/坪 (32.2坪) | 311万/坪 (30.4坪) |
| 西大島駅 | 243万/坪 (46.9坪) | 244万/坪 (114坪) | 265万/坪 (28.1坪) |
| 大島駅 | 222万/坪 (22.2坪) | 183万/坪 (40.6坪) | 160万/坪 (28.0坪) |
| 東大島駅 | 282万/坪 (22.7坪) | 181万/坪 (35.5坪) | 142万/坪 (26.5坪) |
| 船堀駅 | 282万/坪 (154坪) | 156万/坪 (93.1坪) | 125万/坪 (61.0坪) |
| 一之江駅 | 125万/坪 (575坪) | 104万/坪 (25.3坪) | 105万/坪 (46.6坪) |
| 瑞江駅 | 123万/坪 (43.9坪) | 136万/坪 (55.1坪) | 148万/坪 (84.3坪) |
| 篠崎駅 | 180万/坪 (66.6坪) | 145万/坪 (83.3坪) | 120万/坪 (41.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
馬喰横山駅 936.6 万/坪(昨年同期比 +98.3 ％)
馬喰横山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 937万円/坪(283万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +98.3％( +464.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 21.2 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 4.0 分 → 2024年 3.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
船堀駅 282.3 万/坪(昨年同期比 +80.7 ％)
船堀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 282万円/坪(85.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +80.7％( +126.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 93.1 坪から +65.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.1 分 → 2024年 17.0 分、+40.8 ％と大きく増加)
森下駅 300.4 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
森下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 300万円/坪(90.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -45.7％( -253.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 43.1 坪から -35.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 4.5 分 → 2024年 3.8 分、-16.7 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
住吉駅 234.6 万/坪(昨年同期比 -18.4 ％)
住吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 235万円/坪(71.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -52.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 32.2 坪から +45.8 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示