【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期の都営新宿線 (新宿駅～篠崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 261万円/坪(79.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +46.7％( +83.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2018年)に比べて +15.4％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 41.5 坪から +14.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。住吉駅、篠崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大島駅で昨年に比べ +108.8 ％、坪単価は 400 万円/坪となった。
上位 2 駅(西大島駅、住吉駅)は +81.1 ％(坪単価 +173.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(曙橋駅、一之江駅)は -44.2 ％(坪単価 -346.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 12.0 分 → 2019年 10.5 分、-11.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 11.5 ％ → 2019年 20.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 400万円/坪(121万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +108.8％( +208.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一之江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.9万円/坪(26.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -12.2％( -12.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 都営新宿線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | 601万/坪 (16.6坪) |
| 新宿三丁目駅 | - | - | 381万/坪 (39.3坪) |
| 曙橋駅 | 213万/坪 (77.1坪) | 893万/坪 (112坪) | - |
| 市ケ谷駅 | - | - | 216万/坪 (69.6坪) |
| 九段下駅 | - | - | 1,803万/坪 (99.8坪) |
| 神保町駅 | - | - | 1,157万/坪 (36.3坪) |
| 小川町駅 | 2,248万/坪 (30.3坪) | - | - |
| 岩本町駅 | - | - | - |
| 馬喰横山駅 | - | 112万/坪 (24.2坪) | - |
| 浜町駅 | 389万/坪 (13.6坪) | - | - |
| 森下駅 | 358万/坪 (20.4坪) | - | - |
| 菊川駅 | 251万/坪 (26.7坪) | 252万/坪 (31.8坪) | 299万/坪 (46.9坪) |
| 住吉駅 | 395万/坪 (54.5坪) | 257万/坪 (25.7坪) | 306万/坪 (21.2坪) |
| 西大島駅 | 400万/坪 (27.2坪) | 192万/坪 (54.5坪) | 198万/坪 (30.3坪) |
| 大島駅 | - | 170万/坪 (15.1坪) | 236万/坪 (33.3坪) |
| 東大島駅 | 132万/坪 (15.1坪) | 131万/坪 (23.4坪) | 106万/坪 (73.7坪) |
| 船堀駅 | 100万/坪 (148坪) | 111万/坪 (41.3坪) | 131万/坪 (49.9坪) |
| 一之江駅 | 86.9万/坪 (31.0坪) | 99.0万/坪 (36.3坪) | 99.8万/坪 (40.6坪) |
| 瑞江駅 | 108万/坪 (19.7坪) | - | 143万/坪 (47.4坪) |
| 篠崎駅 | 114万/坪 (34.0坪) | 87.4万/坪 (59.5坪) | 115万/坪 (48.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西大島駅 400.2 万/坪(昨年同期比 +108.8 ％)
西大島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 400万円/坪(121万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +108.8％( +208.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 54.5 坪から -50.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 7.5 分 → 2019年 2.0 分、-73.3 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 50.0 ％ → 2019年 50.0 ％)
住吉駅 394.8 万/坪(昨年同期比 +53.4 ％)
住吉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 395万円/坪(119万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +53.4％( +137.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 25.7 坪から +111.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 8.0 分 → 2019年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
曙橋駅 213.0 万/坪(昨年同期比 -76.2 ％)
曙橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 213万円/坪(64.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -76.2％( -680.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 111.9 坪から -31.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 3.0 分 → 2019年 8.5 分、+183.3 ％と大きく増加)
一之江駅 86.9 万/坪(昨年同期比 -12.2 ％)
一之江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 86.9万円/坪(26.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -12.2％( -12.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2018年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 31.0 坪 (昨年 36.3 坪から -14.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 23.0 分 → 2019年 18.2 分、-21.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示