【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の西武池袋線 (池袋駅～秋津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 138万円/坪(41.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +14.8％( +17.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 60 件(１年前(2021年)に比べて -30.2％( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 48.2 坪から -21.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。池袋駅、練馬高野台駅、石神井公園駅、大泉学園駅、ひばりケ丘駅、秋津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは石神井公園駅で昨年に比べ +66.0 ％、坪単価は 221 万円/坪となった。
上位 2 駅(石神井公園駅、大泉学園駅)は +55.1 ％(坪単価 +66.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(保谷駅、練馬駅)は -28.0 ％(坪単価 -48.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.8 ％ → 2022年 8.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.4 分 → 2022年 14.3 分、+15.4 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 467万円/坪(141万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +28.4％( +103.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東久留米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.7万円/坪(20.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -14.4％( -11.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 池袋駅 | 467万/坪 (34.8坪) | 364万/坪 (30.3坪) | 343万/坪 (25.0坪) |
| 椎名町駅 | 220万/坪 (9.1坪) | 258万/坪 (16.6坪) | 315万/坪 (41.3坪) |
| 東長崎駅 | 167万/坪 (34.8坪) | 197万/坪 (24.2坪) | 241万/坪 (26.5坪) |
| 江古田駅 | 153万/坪 (39.3坪) | 190万/坪 (121坪) | 180万/坪 (49.9坪) |
| 桜台駅 | 207万/坪 (56.5坪) | 198万/坪 (42.4坪) | 259万/坪 (62.0坪) |
| 練馬駅 | 171万/坪 (34.3坪) | 237万/坪 (44.2坪) | 90.9万/坪 (12.1坪) |
| 中村橋駅 | 162万/坪 (25.0坪) | 180万/坪 (30.3坪) | 180万/坪 (30.6坪) |
| 富士見台駅 | 147万/坪 (27.7坪) | 141万/坪 (27.2坪) | 131万/坪 (25.7坪) |
| 練馬高野台駅 | 148万/坪 (87.7坪) | 122万/坪 (34.0坪) | 132万/坪 (33.0坪) |
| 石神井公園駅 | 221万/坪 (38.6坪) | 133万/坪 (70.9坪) | 140万/坪 (84.1坪) |
| 大泉学園駅 | 147万/坪 (30.9坪) | 102万/坪 (36.1坪) | 98.4万/坪 (107坪) |
| 保谷駅 | 78.8万/坪 (31.5坪) | 110万/坪 (56.8坪) | 95.1万/坪 (115坪) |
| ひばりケ丘駅 | 107万/坪 (41.4坪) | 78.7万/坪 (44.0坪) | 110万/坪 (42.6坪) |
| 東久留米駅 | 68.7万/坪 (38.7坪) | 80.2万/坪 (34.6坪) | 63.1万/坪 (55.6坪) |
| 清瀬駅 | 72.5万/坪 (51.2坪) | 82.2万/坪 (71.0坪) | 77.9万/坪 (38.3坪) |
| 秋津駅 | 75.1万/坪 (33.3坪) | 54.1万/坪 (53.8坪) | 65.0万/坪 (108坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
石神井公園駅 221.2 万/坪(昨年同期比 +66.0 ％)
石神井公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 221万円/坪(66.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +66.0％( +87.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 38.6 坪 (昨年 70.9 坪から -45.6 ％減)。
大泉学園駅 146.6 万/坪(昨年同期比 +44.2 ％)
大泉学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +44.2％( +44.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 30.9 坪 (昨年 36.1 坪から -14.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.4 分 → 2022年 16.9 分、+79.1 ％と大きく増加)
保谷駅 78.8 万/坪(昨年同期比 -28.2 ％)
保谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.8万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -28.2％( -30.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 31.5 坪 (昨年 56.8 坪から -44.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 14.3 分 → 2022年 17.3 分、+21.0 ％と大きく増加)
練馬駅 171.3 万/坪(昨年同期比 -27.8 ％)
練馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 171万円/坪(51.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -27.8％( -66.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 34.3 坪 (昨年 44.2 坪から -22.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示