【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年10月〜12月期の西武池袋線 (池袋駅～秋津駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +19.2％( +21.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 65 件(１年前(2018年)に比べて +3.2％( +2件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均土地面積は 52.3 坪 (昨年 59.1 坪から -11.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。桜台駅、中村橋駅、富士見台駅、清瀬駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは清瀬駅で昨年に比べ +76.5 ％、坪単価は 93.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(清瀬駅、中村橋駅)は +63.5 ％(坪単価 +45.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(練馬駅、江古田駅)は -25.0 ％(坪単価 -59.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 14.3 分 → 2019年 11.6 分、-19.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2018年 14.3 ％ → 2019年 16.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桜台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 249万円/坪(75.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +20.9％( +43.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東久留米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.9万円/坪(24.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +8.6％( +6.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| 西武池袋線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 池袋駅 | - | 37.0万/坪 (37.8坪) | - |
| 椎名町駅 | 207万/坪 (20.8坪) | 201万/坪 (40.8坪) | 219万/坪 (25.7坪) |
| 東長崎駅 | 194万/坪 (24.7坪) | 196万/坪 (33.3坪) | 94.5万/坪 (31.8坪) |
| 江古田駅 | 205万/坪 (63.5坪) | 256万/坪 (22.7坪) | 158万/坪 (46.9坪) |
| 桜台駅 | 249万/坪 (40.3坪) | 206万/坪 (60.5坪) | - |
| 練馬駅 | 158万/坪 (39.3坪) | 225万/坪 (29.7坪) | 172万/坪 (49.9坪) |
| 中村橋駅 | 151万/坪 (40.1坪) | 100万/坪 (52.9坪) | 217万/坪 (306坪) |
| 富士見台駅 | 171万/坪 (29.5坪) | 127万/坪 (38.7坪) | 140万/坪 (35.8坪) |
| 練馬高野台駅 | 103万/坪 (43.9坪) | - | 117万/坪 (120坪) |
| 石神井公園駅 | 157万/坪 (39.3坪) | 147万/坪 (68.8坪) | 141万/坪 (34.5坪) |
| 大泉学園駅 | 126万/坪 (59.0坪) | 108万/坪 (49.7坪) | 114万/坪 (67.2坪) |
| 保谷駅 | 88.9万/坪 (39.3坪) | 97.5万/坪 (38.3坪) | 91.9万/坪 (98.8坪) |
| ひばりケ丘駅 | 95.3万/坪 (42.4坪) | 104万/坪 (44.5坪) | 79.8万/坪 (48.4坪) |
| 東久留米駅 | 80.9万/坪 (60.2坪) | 74.4万/坪 (46.3坪) | 71.3万/坪 (53.7坪) |
| 清瀬駅 | 93.1万/坪 (98.0坪) | 52.8万/坪 (83.9坪) | 69.2万/坪 (49.6坪) |
| 秋津駅 | - | 72.5万/坪 (186坪) | 48.1万/坪 (144坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
清瀬駅 93.1 万/坪(昨年同期比 +76.5 ％)
清瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.1万円/坪(28.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +76.5％( +40.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2018年)に比べて -23.1％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 98.0 坪 (昨年 83.9 坪から +16.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 23.4 分 → 2019年 20.3 分、-13.2 ％と減少)
中村橋駅 150.7 万/坪(昨年同期比 +50.5 ％)
中村橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 151万円/坪(45.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +50.5％( +50.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2018年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.1 坪 (昨年 52.9 坪から -24.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 12.0 分 → 2019年 5.5 分、-54.2 ％と大きく減少)
練馬駅 157.7 万/坪(昨年同期比 -30.1 ％)
練馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -30.1％( -67.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2018年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 29.7 坪から +32.2 ％増)。
江古田駅 204.6 万/坪(昨年同期比 -20.0 ％)
江古田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 205万円/坪(61.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -20.0％( -51.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 63.5 坪 (昨年 22.7 坪から +180.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 4.0 分 → 2019年 8.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示