【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の東京メトロ東西線 (中野駅～葛西駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 323万円/坪(97.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +12.2％( +35.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて -30.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.1 坪 (昨年 45.5 坪から +12.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。高田馬場駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田馬場駅で昨年に比べ +38.2 ％、坪単価は 365 万円/坪となった。
上位 2 駅(高田馬場駅、茅場町駅)は +14.2 ％(坪単価 +1.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(中野駅、葛西駅)は -27.4 ％(坪単価 -63.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 ％ → 2022年 7.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.5 分 → 2022年 10.9 分、+15.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 30.0 ％ → 2022年 21.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅場町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 895万円/坪(271万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.8％( -97.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった葛西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -27.2％( -49.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中野駅 | 202万/坪 (27.2坪) | 279万/坪 (27.0坪) | 238万/坪 (64.4坪) |
| 落合駅 | - | 180万/坪 (33.3坪) | - |
| 高田馬場駅 | 365万/坪 (78.7坪) | 264万/坪 (25.7坪) | 197万/坪 (42.7坪) |
| 早稲田駅 | - | 74.9万/坪 (22.7坪) | 289万/坪 (53.7坪) |
| 神楽坂駅 | - | 413万/坪 (18.2坪) | 298万/坪 (24.2坪) |
| 飯田橋駅 | - | - | - |
| 九段下駅 | - | - | - |
| 竹橋駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | - | 229万/坪 (39.3坪) |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 茅場町駅 | 895万/坪 (25.7坪) | 992万/坪 (57.5坪) | 628万/坪 (30.3坪) |
| 門前仲町駅 | 601万/坪 (16.6坪) | - | 474万/坪 (52.9坪) |
| 木場駅 | 342万/坪 (28.0坪) | 382万/坪 (48.4坪) | - |
| 東陽町駅 | 246万/坪 (16.6坪) | 304万/坪 (56.0坪) | 260万/坪 (22.7坪) |
| 南砂町駅 | 179万/坪 (88.2坪) | - | - |
| 西葛西駅 | - | - | 198万/坪 (15.1坪) |
| 葛西駅 | 133万/坪 (36.3坪) | 183万/坪 (72.9坪) | 129万/坪 (37.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
高田馬場駅 365.4 万/坪(昨年同期比 +38.2 ％)
高田馬場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 365万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +38.2％( +100.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 25.7 坪から +205.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 8.3 分、+108.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 33.3 ％)
茅場町駅 894.5 万/坪(昨年同期比 -9.8 ％)
茅場町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 895万円/坪(271万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -9.8％( -97.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 57.5 坪から -55.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 5.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
中野駅 202.0 万/坪(昨年同期比 -27.7 ％)
中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 202万円/坪(61.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -27.7％( -77.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 27.0 坪から +0.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.2 分 → 2022年 15.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
葛西駅 133.1 万/坪(昨年同期比 -27.2 ％)
葛西駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -27.2％( -49.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 72.9 坪から -50.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 15.5 分 → 2022年 18.0 分、+16.1 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示