【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期の東京メトロ東西線 (中野駅～葛西駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -7.7％( -20.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 25 件(１年前(2021年)に比べて -3.8％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 32.8 坪から +30.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。中野駅、神楽坂駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神楽坂駅で昨年に比べ +49.1 ％、坪単価は 366 万円/坪となった。
上位 2 駅(神楽坂駅、中野駅)は +48.0 ％(坪単価 +120.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(門前仲町駅、木場駅)は -47.5 ％(坪単価 -297.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 7.7 ％ → 2022年 28.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 378万円/坪(114万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +46.9％( +120.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南砂町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 123万円/坪(37.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -29.9％( -52.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中野駅 | 378万/坪 (24.2坪) | 258万/坪 (24.7坪) | 275万/坪 (70.3坪) |
| 落合駅 | 198万/坪 (10.6坪) | 190万/坪 (24.2坪) | 198万/坪 (22.7坪) |
| 高田馬場駅 | 298万/坪 (90.8坪) | 287万/坪 (30.8坪) | 271万/坪 (21.9坪) |
| 早稲田駅 | 292万/坪 (18.2坪) | 265万/坪 (28.2坪) | 55.1万/坪 (18.2坪) |
| 神楽坂駅 | 366万/坪 (19.7坪) | 246万/坪 (52.9坪) | 384万/坪 (41.6坪) |
| 飯田橋駅 | - | 476万/坪 (15.1坪) | 456万/坪 (43.9坪) |
| 九段下駅 | - | - | - |
| 竹橋駅 | - | - | - |
| 大手町駅 | - | - | - |
| 日本橋駅 | - | - | - |
| 茅場町駅 | - | - | - |
| 門前仲町駅 | 301万/坪 (13.6坪) | 712万/坪 (59.0坪) | - |
| 木場駅 | 308万/坪 (93.8坪) | 491万/坪 (41.6坪) | 255万/坪 (26.7坪) |
| 東陽町駅 | - | - | - |
| 南砂町駅 | 123万/坪 (27.2坪) | 176万/坪 (30.3坪) | 183万/坪 (25.0坪) |
| 西葛西駅 | 213万/坪 (77.6坪) | 273万/坪 (48.4坪) | - |
| 葛西駅 | 128万/坪 (44.6坪) | 121万/坪 (29.6坪) | 140万/坪 (42.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神楽坂駅 366.2 万/坪(昨年同期比 +49.1 ％)
神楽坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 366万円/坪(111万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +49.1％( +120.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 52.9 坪から -62.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.0 分 → 2022年 5.0 分、-16.7 ％と減少)
中野駅 378.2 万/坪(昨年同期比 +46.9 ％)
中野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 378万円/坪(114万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +46.9％( +120.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 24.7 坪から -2.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 16.7 ％)
門前仲町駅 301.2 万/坪(昨年同期比 -57.7 ％)
門前仲町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 301万円/坪(91.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -57.7％( -410.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 59.0 坪から -76.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.0 分 → 2022年 3.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
木場駅 307.7 万/坪(昨年同期比 -37.4 ％)
木場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 308万円/坪(93.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -37.4％( -183.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 41.6 坪から +125.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 5.5 分、-31.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示