【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年4月〜6月期の東京メトロ有楽町線 (地下鉄成増駅~新木場駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 282万円/坪(85.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +12.7%( +31.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2022年)に比べて -28.0%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 26.3 坪 (昨年 69.0 坪から -61.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。地下鉄成増駅、氷川台駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは氷川台駅で昨年に比べ +57.5 %、坪単価は 208 万円/坪となった。
上位 2 駅(氷川台駅、地下鉄成増駅)は +55.7 %(坪単価 +91.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小竹向原駅、地下鉄赤塚駅)は -16.4 %(坪単価 -34.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.7 分 → 2023年 7.1 分、-26.5 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.0 % → 2023年 38.9 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった要町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 316万円/坪(95.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +15.2%( +41.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -80.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -16.9%( -29.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ有楽町線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
地下鉄成増駅 | 305万/坪 (59.0坪) | 198万/坪 (34.8坪) | - |
地下鉄赤塚駅 | 207万/坪 (72.6坪) | 246万/坪 (52.9坪) | 167万/坪 (26.5坪) |
平和台駅 | 193万/坪 (18.2坪) | 209万/坪 (32.5坪) | 146万/坪 (26.0坪) |
氷川台駅 | 208万/坪 (24.6坪) | 132万/坪 (39.3坪) | 197万/坪 (28.0坪) |
小竹向原駅 | 147万/坪 (15.9坪) | 177万/坪 (112坪) | - |
千川駅 | - | 265万/坪 (19.7坪) | 241万/坪 (37.4坪) |
要町駅 | 316万/坪 (21.2坪) | 275万/坪 (20.3坪) | 179万/坪 (30.3坪) |
池袋駅 | - | 683万/坪 (45.4坪) | 534万/坪 (31.0坪) |
東池袋駅 | 268万/坪 (25.7坪) | 283万/坪 (127坪) | - |
護国寺駅 | - | - | - |
江戸川橋駅 | 391万/坪 (21.9坪) | - | - |
飯田橋駅 | - | - | 476万/坪 (15.1坪) |
市ケ谷駅 | - | 554万/坪 (12.1坪) | - |
麹町駅 | - | - | - |
永田町駅 | - | - | - |
銀座一丁目駅 | - | - | - |
新富町駅 | 456万/坪 (15.1坪) | - | - |
月島駅 | 397万/坪 (15.1坪) | - | - |
豊洲駅 | 368万/坪 (23.4坪) | - | 30.5万/坪 (19.7坪) |
辰巳駅 | - | - | - |
新木場駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
氷川台駅 208.3 万/坪(昨年同期比 +57.5 %)
氷川台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 208万円/坪(63.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +57.5%( +76.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2022年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 24.6 坪 (昨年 39.3 坪から -37.5 %減)。
地下鉄成増駅 305.1 万/坪(昨年同期比 +53.8 %)
地下鉄成増駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 305万円/坪(92.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +53.8%( +106.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 34.8 坪から +69.6 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 6.0 分 → 2023年 5.0 分、-16.7 %と減少)
小竹向原駅 146.9 万/坪(昨年同期比 -16.9 %)
小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 147万円/坪(44.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -16.9%( -29.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 112.4 坪から -85.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 50.0 %)
地下鉄赤塚駅 206.6 万/坪(昨年同期比 -15.9 %)
地下鉄赤塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 207万円/坪(62.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -15.9%( -39.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 52.9 坪から +37.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.0 分 → 2023年 7.0 分、+75.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示