【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の東京メトロ有楽町線 (地下鉄成増駅～新木場駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 288万円/坪(87.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.2％( +29.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて -25.9％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 40.5 坪 (昨年 91.1 坪から -55.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。千川駅、池袋駅、江戸川橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは江戸川橋駅で昨年に比べ +93.0 ％、坪単価は 594 万円/坪となった。
上位 2 駅(江戸川橋駅、千川駅)は +86.1 ％(坪単価 +207.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(氷川台駅、小竹向原駅)は -46.0 ％(坪単価 -78.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.6 分 → 2022年 8.7 分、-10.0 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 19.2 ％ → 2022年 10.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった江戸川橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 594万円/坪(180万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +93.0％( +286.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.9万円/坪(25.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -43.9％( -65.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ有楽町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 地下鉄成増駅 | - | 70.8万/坪 (42.4坪) | 103万/坪 (44.9坪) |
| 地下鉄赤塚駅 | 138万/坪 (36.3坪) | 139万/坪 (31.8坪) | - |
| 平和台駅 | 166万/坪 (58.0坪) | 142万/坪 (32.8坪) | 114万/坪 (44.9坪) |
| 氷川台駅 | 99.2万/坪 (15.1坪) | 191万/坪 (224坪) | - |
| 小竹向原駅 | 83.9万/坪 (23.7坪) | 150万/坪 (38.9坪) | 245万/坪 (97.6坪) |
| 千川駅 | 293万/坪 (20.7坪) | 163万/坪 (68.8坪) | 191万/坪 (53.5坪) |
| 要町駅 | 198万/坪 (19.7坪) | 213万/坪 (13.6坪) | - |
| 池袋駅 | 467万/坪 (34.8坪) | 364万/坪 (30.3坪) | 343万/坪 (25.0坪) |
| 東池袋駅 | 305万/坪 (19.7坪) | - | 324万/坪 (54.5坪) |
| 護国寺駅 | 331万/坪 (39.3坪) | - | - |
| 江戸川橋駅 | 594万/坪 (124坪) | 308万/坪 (130坪) | 242万/坪 (31.8坪) |
| 飯田橋駅 | - | 567万/坪 (34.8坪) | - |
| 市ケ谷駅 | - | 1,335万/坪 (157坪) | 392万/坪 (130坪) |
| 麹町駅 | - | - | - |
| 永田町駅 | - | - | 472万/坪 (10.6坪) |
| 銀座一丁目駅 | - | - | - |
| 新富町駅 | - | - | 529万/坪 (18.2坪) |
| 月島駅 | 483万/坪 (19.7坪) | - | 430万/坪 (15.1坪) |
| 豊洲駅 | - | - | 218万/坪 (15.1坪) |
| 辰巳駅 | - | - | - |
| 新木場駅 | - | 192万/坪 (484坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
江戸川橋駅 593.8 万/坪(昨年同期比 +93.0 ％)
江戸川橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 594万円/坪(180万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +93.0％( +286.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 130.1 坪から -4.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 4.5 分 → 2022年 2.5 分、-44.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
千川駅 292.8 万/坪(昨年同期比 +79.2 ％)
千川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 293万円/坪(88.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +79.2％( +129.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 20.7 坪 (昨年 68.8 坪から -70.0 ％減)。
氷川台駅 99.2 万/坪(昨年同期比 -48.0 ％)
氷川台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 99.2万円/坪(30.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -48.0％( -91.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.1 坪 (昨年 224.4 坪から -93.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 6.7 分 → 2022年 13.0 分、+95.0 ％と大きく増加)
小竹向原駅 83.9 万/坪(昨年同期比 -43.9 ％)
小竹向原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.9万円/坪(25.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -43.9％( -65.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 23.7 坪 (昨年 38.9 坪から -39.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.2 分 → 2022年 12.0 分、+29.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示