【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期の京王線 (新宿駅～京王八王子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 132万円/坪(39.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +17.6％( +19.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 68 件(１年前(2021年)に比べて -26.9％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 62.6 坪から -10.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。下高井戸駅、千歳烏山駅、つつじケ丘駅、調布駅、西調布駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹塚駅で昨年に比べ +131.9 ％、坪単価は 348 万円/坪となった。
上位 2 駅(笹塚駅、下高井戸駅)は +109.4 ％(坪単価 +151.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(百草園駅、平山城址公園駅)は -56.4 ％(坪単価 -25.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.1 ％ → 2022年 7.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 20.4 ％ → 2022年 19.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 348万円/坪(105万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +131.9％( +198.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった平山城址公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -52.7％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 京王線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 笹塚駅 | 348万/坪 (33.3坪) | 150万/坪 (16.6坪) | 323万/坪 (21.2坪) |
| 代田橋駅 | 194万/坪 (25.7坪) | 253万/坪 (25.7坪) | 161万/坪 (36.3坪) |
| 明大前駅 | 249万/坪 (31.8坪) | - | 238万/坪 (35.3坪) |
| 下高井戸駅 | 224万/坪 (93.8坪) | 120万/坪 (24.2坪) | 168万/坪 (72.6坪) |
| 桜上水駅 | 181万/坪 (90.8坪) | 231万/坪 (21.2坪) | 142万/坪 (66.7坪) |
| 上北沢駅 | 150万/坪 (73.1坪) | 153万/坪 (46.9坪) | - |
| 八幡山駅 | 176万/坪 (52.9坪) | 150万/坪 (48.4坪) | 140万/坪 (49.9坪) |
| 芦花公園駅 | - | 172万/坪 (38.2坪) | 175万/坪 (30.3坪) |
| 千歳烏山駅 | 224万/坪 (34.8坪) | 180万/坪 (93.8坪) | 123万/坪 (55.6坪) |
| 仙川駅 | 112万/坪 (114坪) | 145万/坪 (80.3坪) | 106万/坪 (31.0坪) |
| つつじケ丘駅 | 149万/坪 (27.7坪) | 118万/坪 (85.0坪) | 120万/坪 (47.2坪) |
| 柴崎駅 | 130万/坪 (29.5坪) | 125万/坪 (28.7坪) | - |
| 国領駅 | 107万/坪 (49.2坪) | - | 80.5万/坪 (34.8坪) |
| 布田駅 | 120万/坪 (23.8坪) | 128万/坪 (33.7坪) | 69.7万/坪 (139坪) |
| 調布駅 | 167万/坪 (36.3坪) | 133万/坪 (32.4坪) | 96.4万/坪 (98.3坪) |
| 西調布駅 | 103万/坪 (50.7坪) | 68.5万/坪 (68.8坪) | 107万/坪 (31.8坪) |
| 飛田給駅 | - | 62.7万/坪 (59.7坪) | 121万/坪 (34.0坪) |
| 武蔵野台駅 | 81.4万/坪 (19.7坪) | 149万/坪 (31.8坪) | - |
| 多磨霊園駅 | 110万/坪 (55.2坪) | - | - |
| 東府中駅 | - | 93.3万/坪 (33.8坪) | 102万/坪 (47.1坪) |
| 府中駅 | - | 96.9万/坪 (50.9坪) | 178万/坪 (29.7坪) |
| 分倍河原駅 | 103万/坪 (27.2坪) | 96.2万/坪 (31.0坪) | 113万/坪 (32.8坪) |
| 中河原駅 | - | - | 54.1万/坪 (49.4坪) |
| 聖蹟桜ケ丘駅 | 45.1万/坪 (44.6坪) | 56.1万/坪 (132坪) | 58.5万/坪 (52.9坪) |
| 百草園駅 | 22.3万/坪 (157坪) | 55.6万/坪 (40.3坪) | 58.0万/坪 (108坪) |
| 高幡不動駅 | 47.5万/坪 (44.4坪) | 50.3万/坪 (45.8坪) | 55.2万/坪 (65.7坪) |
| 南平駅 | 53.0万/坪 (25.0坪) | 50.9万/坪 (48.4坪) | 35.0万/坪 (123坪) |
| 平山城址公園駅 | 15.6万/坪 (33.3坪) | 33.1万/坪 (69.6坪) | 48.3万/坪 (62.0坪) |
| 長沼駅 | 45.3万/坪 (139坪) | 40.2万/坪 (71.1坪) | - |
| 北野駅 | 33.1万/坪 (233坪) | 61.7万/坪 (56.0坪) | 40.5万/坪 (55.6坪) |
| 京王八王子駅 | 51.4万/坪 (81.7坪) | - | 70.8万/坪 (42.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
笹塚駅 348.5 万/坪(昨年同期比 +131.9 ％)
笹塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 348万円/坪(105万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +131.9％( +198.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 16.6 坪から +100.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 8.7 分、+23.8 ％と大きく増加)
下高井戸駅 223.9 万/坪(昨年同期比 +86.9 ％)
下高井戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 224万円/坪(67.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +86.9％( +104.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 24.2 坪から +287.5 ％増)。
百草園駅 22.3 万/坪(昨年同期比 -60.0 ％)
百草園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.3万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -60.0％( -33.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 157.3 坪 (昨年 40.3 坪から +290.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 8.0 分、-20.0 ％と大きく減少)
平山城址公園駅 15.6 万/坪(昨年同期比 -52.7 ％)
平山城址公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.6万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -52.7％( -17.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 69.6 坪から -52.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.0 分 → 2022年 15.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示