この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年4月〜6月期の東急田園都市線 (渋谷駅～南町田グランベリーパーク駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 358万円/坪(108万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +69.6％( +147.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -37.0％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.2 坪 (昨年 87.1 坪から -24.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。用賀駅、すずかけ台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは南町田グランベリーパーク駅で昨年に比べ +244.9 ％、坪単価は 79.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(南町田グランベリーパーク駅、用賀駅)は +145.4 ％(坪単価 +90.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二子玉川駅、三軒茶屋駅)は -19.7 ％(坪単価 -57.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.7 ％ → 2024年 5.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.5 ％ → 2024年 11.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった三軒茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 460万円/坪(139万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.1％( -35.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南町田グランベリーパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +244.9％( +56.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急田園都市線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | 781万/坪 (29.5坪) | - | - |
| 池尻大橋駅 | - | 310万/坪 (24.2坪) | - |
| 三軒茶屋駅 | 460万/坪 (35.5坪) | 495万/坪 (36.3坪) | 324万/坪 (80.9坪) |
| 駒沢大学駅 | 393万/坪 (28.0坪) | - | 323万/坪 (31.3坪) |
| 桜新町駅 | 300万/坪 (42.4坪) | 305万/坪 (78.7坪) | 179万/坪 (72.6坪) |
| 用賀駅 | 394万/坪 (57.5坪) | 270万/坪 (49.4坪) | 297万/坪 (47.6坪) |
| 二子玉川駅 | 168万/坪 (138坪) | 248万/坪 (90.8坪) | 93.4万/坪 (112坪) |
| つくし野駅 | - | 55.1万/坪 (136坪) | - |
| すずかけ台駅 | 102万/坪 (157坪) | 74.5万/坪 (49.9坪) | 88.4万/坪 (91.8坪) |
| 南町田グランベリーパーク駅 | 79.3万/坪 (45.4坪) | 23.0万/坪 (189坪) | 74.4万/坪 (363坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
南町田グランベリーパーク駅 79.3 万/坪(昨年同期比 +244.9 ％)
南町田グランベリーパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.3万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +244.9％( +56.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 188.7 坪から -76.0 ％減)。
用賀駅 393.7 万/坪(昨年同期比 +45.9 ％)
用賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 394万円/坪(119万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +45.9％( +123.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 49.4 坪から +16.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.0 分 → 2024年 13.7 分、+24.2 ％と大きく増加)
二子玉川駅 167.7 万/坪(昨年同期比 -32.4 ％)
二子玉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 168万円/坪(50.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -32.4％( -80.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 137.6 坪 (昨年 90.8 坪から +51.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.3 分 → 2024年 15.7 分、-23.0 ％と大きく減少)
三軒茶屋駅 459.6 万/坪(昨年同期比 -7.1 ％)
三軒茶屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 460万円/坪(139万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.1％( -35.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 35.5 坪 (昨年 36.3 坪から -2.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 8.8 分 → 2024年 5.5 分、-37.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示