この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年7月〜9月期の東急田園都市線 (渋谷駅～南町田グランベリーパーク駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 194万円/坪(58.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -16.5％( -38.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2019年)に比べて +42.4％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 41.1 坪 (昨年 54.9 坪から -25.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。すずかけ台駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはすずかけ台駅で昨年に比べ +69.4 ％、坪単価は 71.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(すずかけ台駅、用賀駅)は +40.0 ％(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(二子玉川駅、南町田グランベリーパーク駅)は -43.6 ％(坪単価 -80.1 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった池尻大橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 302万円/坪(91.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -29.9％( -128.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南町田グランベリーパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.3万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -42.6％( -35.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 東急田園都市線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 渋谷駅 | - | 354万/坪 (124坪) | 2,512万/坪 (37.8坪) |
| 池尻大橋駅 | 302万/坪 (31.8坪) | 431万/坪 (40.1坪) | 346万/坪 (28.0坪) |
| 三軒茶屋駅 | 260万/坪 (26.0坪) | 236万/坪 (33.3坪) | 176万/坪 (27.2坪) |
| 駒沢大学駅 | 221万/坪 (43.2坪) | 222万/坪 (37.1坪) | 292万/坪 (92.8坪) |
| 桜新町駅 | 233万/坪 (37.8坪) | 259万/坪 (69.6坪) | 194万/坪 (87.7坪) |
| 用賀駅 | 205万/坪 (40.2坪) | 186万/坪 (94.4坪) | 279万/坪 (30.3坪) |
| 二子玉川駅 | 155万/坪 (48.7坪) | 280万/坪 (49.9坪) | 151万/坪 (45.9坪) |
| つくし野駅 | 73.9万/坪 (58.5坪) | - | 81.4万/坪 (60.5坪) |
| すずかけ台駅 | 71.5万/坪 (55.2坪) | 42.2万/坪 (87.7坪) | 58.9万/坪 (69.6坪) |
| 南町田グランベリーパーク駅 | 47.3万/坪 (28.0坪) | 82.4万/坪 (34.0坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
すずかけ台駅 71.5 万/坪(昨年同期比 +69.4 ％)
すずかけ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.5万円/坪(21.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +69.4％( +29.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 87.7 坪から -37.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.0 分 → 2020年 12.0 分、+20.0 ％と大きく増加)
用賀駅 205.2 万/坪(昨年同期比 +10.5 ％)
用賀駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 205万円/坪(62.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +10.5％( +19.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 10 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 40.2 坪 (昨年 94.4 坪から -57.4 ％減)。
二子玉川駅 155.4 万/坪(昨年同期比 -44.6 ％)
二子玉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -44.6％( -125.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +500.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 48.7 坪 (昨年 49.9 坪から -2.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 11.0 分 → 2020年 22.3 分、+103.0 ％と大きく増加)
南町田グランベリーパーク駅 47.3 万/坪(昨年同期比 -42.6 ％)
南町田グランベリーパーク駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.3万円/坪(14.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -42.6％( -35.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 28.0 坪 (昨年 34.0 坪から -17.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示