【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅～尾張瀬戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.3％( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 142 件(１年前(2023年)に比べて -35.2％( -77件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 73.5 坪 (昨年 94.8 坪から -22.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東大手駅、大森・金城学院前駅、三郷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東大手駅で昨年に比べ +76.6 ％、坪単価は 225 万円/坪となった。
上位 2 駅(東大手駅、三郷駅)は +71.6 ％(坪単価 +57.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(尾張瀬戸駅、喜多山駅)は -18.2 ％(坪単価 -5.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.8 ％ → 2024年 18.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.7 ％ → 2024年 2.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東大手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 225万円/坪(68.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +76.6％( +97.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった尾張瀬戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -19.4％( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -39.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東大手駅 | 225万/坪 (75.6坪) | 127万/坪 (147坪) | 112万/坪 (66.6坪) |
| 清水駅 | 103万/坪 (43.9坪) | 113万/坪 (115坪) | 119万/坪 (58.5坪) |
| 尼ケ坂駅 | 103万/坪 (73.8坪) | 89.1万/坪 (75.2坪) | 98.9万/坪 (59.4坪) |
| 森下駅 | 161万/坪 (144坪) | 138万/坪 (37.1坪) | 137万/坪 (40.4坪) |
| 大曽根駅 | 110万/坪 (34.0坪) | 120万/坪 (95.7坪) | 127万/坪 (51.3坪) |
| 矢田駅 | - | 89.0万/坪 (36.3坪) | 70.4万/坪 (119坪) |
| 守山自衛隊前駅 | 38.5万/坪 (70.2坪) | 45.8万/坪 (60.9坪) | 42.6万/坪 (46.6坪) |
| 瓢箪山駅 | 71.8万/坪 (94.6坪) | 67.2万/坪 (67.6坪) | 54.4万/坪 (38.6坪) |
| 小幡駅 | 52.0万/坪 (55.0坪) | 51.5万/坪 (140坪) | 56.2万/坪 (69.1坪) |
| 喜多山駅 | 39.8万/坪 (76.9坪) | 47.9万/坪 (80.3坪) | 33.1万/坪 (82.5坪) |
| 大森・金城学院前駅 | 68.5万/坪 (53.9坪) | 44.3万/坪 (59.4坪) | 45.2万/坪 (76.9坪) |
| 印場駅 | 42.2万/坪 (63.5坪) | 47.3万/坪 (94.5坪) | 34.0万/坪 (87.4坪) |
| 旭前駅 | 39.2万/坪 (71.1坪) | 43.6万/坪 (89.1坪) | 38.3万/坪 (111坪) |
| 尾張旭駅 | 39.7万/坪 (62.8坪) | 33.7万/坪 (128坪) | 32.0万/坪 (112坪) |
| 三郷駅 | 41.2万/坪 (68.6坪) | 24.8万/坪 (102坪) | 25.7万/坪 (81.6坪) |
| 水野駅 | 24.0万/坪 (62.7坪) | 26.9万/坪 (98.4坪) | 24.7万/坪 (116坪) |
| 新瀬戸駅 | 21.0万/坪 (105坪) | 20.7万/坪 (168坪) | 19.8万/坪 (88.3坪) |
| 瀬戸市役所前駅 | 23.1万/坪 (40.0坪) | 19.5万/坪 (40.5坪) | 22.2万/坪 (38.2坪) |
| 尾張瀬戸駅 | 11.3万/坪 (102坪) | 14.1万/坪 (105坪) | 9.5万/坪 (123坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東大手駅 224.8 万/坪(昨年同期比 +76.6 ％)
東大手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 225万円/坪(68.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +76.6％( +97.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 147.1 坪から -48.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.5 分 → 2024年 7.0 分、-17.6 ％と減少)
三郷駅 41.2 万/坪(昨年同期比 +66.6 ％)
三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.2万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +66.6％( +16.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(１年前(2023年)に比べて -10.0％( -3件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 101.9 坪から -32.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.6 分 → 2024年 13.3 分、-28.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 ％ → 2024年 11.1 ％)
尾張瀬戸駅 11.3 万/坪(昨年同期比 -19.4 ％)
尾張瀬戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.3万円/坪(3.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -19.4％( -2.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -39.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.8 坪 (昨年 105.3 坪から -3.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.0 ％ → 2024年 15.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.6 分 → 2024年 31.9 分、+47.6 ％と大きく増加)
喜多山駅 39.8 万/坪(昨年同期比 -16.9 ％)
喜多山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -16.9％( -8.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.9 坪 (昨年 80.3 坪から -4.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 16.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示