【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期の名鉄瀬戸線 (東大手駅～尾張瀬戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.3万円/坪(12.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +12.7％( +4.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 86 件(１年前(2021年)に比べて +56.4％( +31件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 72.9 坪 (昨年 114.6 坪から -36.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。大曽根駅、小幡駅、印場駅、旭前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大曽根駅で昨年に比べ +81.0 ％、坪単価は 129 万円/坪となった。
上位 2 駅(大曽根駅、印場駅)は +55.0 ％(坪単価 +35.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新瀬戸駅、三郷駅)は -52.7 ％(坪単価 -13.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 14.5 ％ → 2022年 23.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +81.0％( +57.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新瀬戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -78.7％( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄瀬戸線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東大手駅 | 104万/坪 (80.9坪) | - | 99.7万/坪 (93.8坪) |
| 清水駅 | 123万/坪 (54.5坪) | 110万/坪 (310坪) | - |
| 尼ケ坂駅 | 62.0万/坪 (21.2坪) | 70.2万/坪 (242坪) | - |
| 森下駅 | 140万/坪 (26.2坪) | - | 131万/坪 (59.7坪) |
| 大曽根駅 | 129万/坪 (52.9坪) | 71.5万/坪 (56.0坪) | 94.5万/坪 (41.3坪) |
| 矢田駅 | 68.5万/坪 (124坪) | - | 82.3万/坪 (57.5坪) |
| 守山自衛隊前駅 | 37.6万/坪 (52.2坪) | 47.3万/坪 (37.4坪) | - |
| 瓢箪山駅 | 51.9万/坪 (40.1坪) | 49.8万/坪 (191坪) | 60.8万/坪 (37.8坪) |
| 小幡駅 | 53.4万/坪 (85.0坪) | 42.8万/坪 (188坪) | 46.8万/坪 (60.7坪) |
| 喜多山駅 | 34.4万/坪 (41.6坪) | - | 22.1万/坪 (43.9坪) |
| 大森・金城学院前駅 | 44.6万/坪 (42.4坪) | 51.8万/坪 (56.0坪) | 22.8万/坪 (76.4坪) |
| 印場駅 | 56.2万/坪 (43.9坪) | 43.6万/坪 (63.5坪) | 48.3万/坪 (39.3坪) |
| 旭前駅 | 39.1万/坪 (70.3坪) | 31.9万/坪 (281坪) | 29.0万/坪 (82.4坪) |
| 尾張旭駅 | 33.6万/坪 (127坪) | 39.2万/坪 (83.4坪) | 43.8万/坪 (51.4坪) |
| 三郷駅 | 28.1万/坪 (41.2坪) | 38.3万/坪 (40.5坪) | 27.3万/坪 (90.6坪) |
| 水野駅 | 27.8万/坪 (182坪) | 29.1万/坪 (79.1坪) | 22.5万/坪 (126坪) |
| 新瀬戸駅 | 4.7万/坪 (69.6坪) | 22.3万/坪 (55.0坪) | 26.9万/坪 (85.5坪) |
| 瀬戸市役所前駅 | 23.3万/坪 (37.1坪) | 20.0万/坪 (126坪) | 25.4万/坪 (49.2坪) |
| 尾張瀬戸駅 | 9.8万/坪 (95.2坪) | 10.9万/坪 (111坪) | 9.2万/坪 (104坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大曽根駅 129.4 万/坪(昨年同期比 +81.0 ％)
大曽根駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(39.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +81.0％( +57.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 52.9 坪 (昨年 56.0 坪から -5.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 11.0 分 → 2022年 9.0 分、-18.2 ％と減少)
印場駅 56.2 万/坪(昨年同期比 +29.0 ％)
印場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +29.0％( +12.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 63.5 坪から -31.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.5 分 → 2022年 10.0 分、-53.5 ％と大きく減少)
新瀬戸駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -78.7 ％)
新瀬戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -78.7％( -17.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 55.0 坪から +26.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.3 分 → 2022年 14.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
三郷駅 28.1 万/坪(昨年同期比 -26.6 ％)
三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.1万円/坪(8.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -26.6％( -10.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +25.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 41.2 坪 (昨年 40.5 坪から +1.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.5 分 → 2022年 16.0 分、+88.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示