【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR牟岐線 (徳島駅～阿波海南駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +6.7％( +1.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 236 件(１年前(2021年)に比べて -18.1％( -52件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 98.6 坪 (昨年 96.8 坪から +1.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。文化の森駅、阿波赤石駅、阿波中島駅、阿波橘駅、桑野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは阿波海南駅で昨年に比べ +348.9 ％、坪単価は 4.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(阿波海南駅、西原駅)は +234.6 ％(坪単価 +5.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(由岐駅、新野駅)は -36.1 ％(坪単価 -1.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 29.0 分 → 2022年 25.7 分、-11.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 0.3 ％ → 2022年 0.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 3.8 ％ → 2022年 3.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった阿波富田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -14.6％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて +22.2％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浅川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.4万円/坪(0.13万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -24.8％( -0.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR牟岐線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 徳島駅 | 23.4万/坪 (84.2坪) | 24.2万/坪 (82.3坪) | 22.9万/坪 (79.1坪) |
| 阿波富田駅 | 24.6万/坪 (104坪) | 28.8万/坪 (49.1坪) | 21.4万/坪 (112坪) |
| 二軒屋駅 | 23.7万/坪 (120坪) | 21.1万/坪 (76.5坪) | 23.5万/坪 (104坪) |
| 文化の森駅 | 16.7万/坪 (111坪) | 11.8万/坪 (98.0坪) | 14.3万/坪 (90.6坪) |
| 地蔵橋駅 | 14.3万/坪 (146坪) | 16.5万/坪 (75.9坪) | 13.5万/坪 (92.3坪) |
| 中田駅 | 8.9万/坪 (86.5坪) | 9.8万/坪 (87.3坪) | 10.9万/坪 (90.8坪) |
| 南小松島駅 | 9.3万/坪 (118坪) | 9.2万/坪 (58.1坪) | 10.5万/坪 (121坪) |
| 阿波赤石駅 | 7.2万/坪 (77.9坪) | 5.2万/坪 (88.0坪) | 3.2万/坪 (158坪) |
| 立江駅 | - | 8.1万/坪 (79.7坪) | 6.7万/坪 (97.8坪) |
| 羽ノ浦駅 | 12.8万/坪 (71.5坪) | 10.8万/坪 (128坪) | 13.9万/坪 (75.0坪) |
| 西原駅 | 15.8万/坪 (69.6坪) | 7.2万/坪 (96.2坪) | 5.5万/坪 (186坪) |
| 阿波中島駅 | 6.4万/坪 (96.5坪) | 3.6万/坪 (151坪) | 2.2万/坪 (165坪) |
| 阿南駅 | 8.7万/坪 (114坪) | 10.5万/坪 (124坪) | 10.1万/坪 (175坪) |
| 見能林駅 | 9.2万/坪 (122坪) | 12.7万/坪 (91.1坪) | 10.7万/坪 (184坪) |
| 阿波橘駅 | 10.6万/坪 (42.4坪) | 6.0万/坪 (107坪) | 9.0万/坪 (80.2坪) |
| 桑野駅 | 4.7万/坪 (55.6坪) | 3.4万/坪 (67.1坪) | 5.5万/坪 (89.8坪) |
| 新野駅 | 2.6万/坪 (96.8坪) | 3.9万/坪 (236坪) | 5.0万/坪 (72.6坪) |
| 阿波福井駅 | - | - | 3.1万/坪 (135坪) |
| 由岐駅 | 1.2万/坪 (279坪) | 1.9万/坪 (51.4坪) | 3.9万/坪 (43.9坪) |
| 木岐駅 | - | - | - |
| 北河内駅 | - | - | - |
| 日和佐駅 | - | - | 4.9万/坪 (71.1坪) |
| 辺川駅 | - | - | - |
| 牟岐駅 | 1.9万/坪 (63.0坪) | - | 2.4万/坪 (68.8坪) |
| 浅川駅 | 0.4万/坪 (69.6坪) | 0.6万/坪 (454坪) | 2.1万/坪 (46.9坪) |
| 阿波海南駅 | 4.1万/坪 (84.4坪) | 0.9万/坪 (107坪) | 2.9万/坪 (92.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
阿波海南駅 4.1 万/坪(昨年同期比 +348.9 ％)
阿波海南駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +348.9％( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.4 坪 (昨年 106.6 坪から -20.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.0 分 → 2022年 12.7 分、-33.3 ％と大きく減少)
西原駅 15.8 万/坪(昨年同期比 +120.4 ％)
西原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.8万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +120.4％( +8.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 96.2 坪から -27.7 ％減)。
由岐駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -38.3 ％)
由岐駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -38.3％( -0.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 279.1 坪 (昨年 51.4 坪から +442.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 20.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
新野駅 2.6 万/坪(昨年同期比 -33.9 ％)
新野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -33.9％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 236.3 坪から -59.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 25.0 分 → 2022年 120.0 分、+380.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示