【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年1月〜12月期のJR芸備線 (東城駅～広島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.4万円/坪(16.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +3.1％( +1.6万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 338 件(１年前(2018年)に比べて +14.2％( +42件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 79.7 坪 (昨年 95.3 坪から -16.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。下深川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上深川駅で昨年に比べ +526.7 ％、坪単価は 31.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(上深川駅、志和地駅)は +327.5 ％(坪単価 +13.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(狩留家駅、甲立駅)は -63.3 ％(坪単価 -3.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2018年 34.1 分 → 2019年 30.3 分、-11.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 0.7 ％ → 2019年 1.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 2.7 ％ → 2019年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.2万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -2.7％( -2.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 206 件(１年前(2018年)に比べて +21.9％( +37件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった志和地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +128.3％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR芸備線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東城駅 | 5.3万/坪 (148坪) | 4.7万/坪 (94.8坪) | 4.2万/坪 (153坪) |
| 備後八幡駅 | - | - | - |
| 小奴可駅 | 2.5万/坪 (33.3坪) | - | - |
| 道後山駅 | - | - | - |
| 比婆山駅 | 5.4万/坪 (56.0坪) | - | - |
| 備後西城駅 | 2.1万/坪 (71.8坪) | 2.4万/坪 (177坪) | - |
| 平子駅 | - | - | - |
| 高駅 | - | - | - |
| 備後庄原駅 | 4.7万/坪 (154坪) | 5.3万/坪 (106坪) | 7.2万/坪 (155坪) |
| 備後三日市駅 | 2.5万/坪 (145坪) | 2.9万/坪 (145坪) | - |
| 七塚駅 | - | 1.0万/坪 (324坪) | 1.2万/坪 (248坪) |
| 山ノ内駅 | 4.0万/坪 (34.8坪) | - | - |
| 下和知駅 | - | - | - |
| 塩町駅 | - | 0.6万/坪 (283坪) | - |
| 神杉駅 | - | 5.1万/坪 (71.8坪) | 0.20万/坪 (303坪) |
| 八次駅 | 3.7万/坪 (135坪) | 7.5万/坪 (206坪) | 7.7万/坪 (156坪) |
| 三次駅 | 12.1万/坪 (107坪) | 11.7万/坪 (121坪) | 10.9万/坪 (99.0坪) |
| 西三次駅 | - | 1.2万/坪 (18.2坪) | 0.4万/坪 (133坪) |
| 志和地駅 | 1.1万/坪 (43.9坪) | 0.5万/坪 (75.6坪) | - |
| 上川立駅 | 3.3万/坪 (30.3坪) | - | - |
| 甲立駅 | 1.9万/坪 (261坪) | 4.8万/坪 (121坪) | 2.5万/坪 (180坪) |
| 吉田口駅 | 3.6万/坪 (111坪) | 6.6万/坪 (158坪) | 3.9万/坪 (234坪) |
| 向原駅 | 3.4万/坪 (44.9坪) | 7.1万/坪 (154坪) | 5.0万/坪 (130坪) |
| 井原市駅 | - | - | 1.0万/坪 (39.3坪) |
| 志和口駅 | 5.6万/坪 (484坪) | - | 2.6万/坪 (174坪) |
| 上三田駅 | - | - | 0.8万/坪 (148坪) |
| 中三田駅 | - | - | - |
| 白木山駅 | - | 6.4万/坪 (141坪) | - |
| 狩留家駅 | 1.9万/坪 (43.9坪) | 5.8万/坪 (103坪) | - |
| 上深川駅 | 31.5万/坪 (62.8坪) | 5.0万/坪 (155坪) | 9.3万/坪 (15.1坪) |
| 中深川駅 | 17.8万/坪 (169坪) | 25.9万/坪 (42.7坪) | 12.1万/坪 (129坪) |
| 下深川駅 | 22.4万/坪 (139坪) | 18.2万/坪 (149坪) | 21.8万/坪 (56.3坪) |
| 玖村駅 | 22.2万/坪 (81.7坪) | 28.3万/坪 (84.7坪) | 22.0万/坪 (72.6坪) |
| 安芸矢口駅 | 27.2万/坪 (64.6坪) | 25.4万/坪 (81.1坪) | 22.4万/坪 (102坪) |
| 戸坂駅 | - | - | 21.3万/坪 (90.8坪) |
| 矢賀駅 | 54.1万/坪 (78.7坪) | 53.3万/坪 (45.0坪) | 44.7万/坪 (70.6坪) |
| 広島駅 | 79.2万/坪 (57.0坪) | 81.4万/坪 (72.9坪) | 72.3万/坪 (55.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上深川駅 31.5 万/坪(昨年同期比 +526.7 ％)
上深川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +526.7％( +26.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2018年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 62.8 坪 (昨年 155.4 坪から -59.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 28.8 分 → 2019年 4.5 分、-84.3 ％と大きく減少)
志和地駅 1.1 万/坪(昨年同期比 +128.3 ％)
志和地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.1万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +128.3％( +0.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 75.6 坪から -42.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 20.0 分 → 2019年 12.0 分、-40.0 ％と大きく減少)
狩留家駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -66.8 ％)
狩留家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -66.8％( -3.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.9 坪 (昨年 102.9 坪から -57.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 9.0 分 → 2019年 6.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
甲立駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -59.8 ％)
甲立駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -59.8％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2018年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 261.2 坪 (昨年 121.0 坪から +115.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 12.5 分 → 2019年 19.7 分、+57.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示