【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2019年4月〜6月期のJR呉線 (三原駅～広島駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.8万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +21.3％( +8.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 131 件(１年前(2018年)に比べて +47.2％( +42件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 73.8 坪 (昨年 89.0 坪から -17.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。吉名駅、仁方駅、新広駅、広島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは呉駅で昨年に比べ +113.4 ％、坪単価は 27.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(呉駅、仁方駅)は +105.2 ％(坪単価 +12.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(安浦駅、安芸津駅)は -49.3 ％(坪単価 -4.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 2.2 ％ → 2019年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった広島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.6万円/坪(27.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +22.2％( +16.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(１年前(2018年)に比べて +52.8％( +19件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -65.4％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR呉線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三原駅 | 14.4万/坪 (91.4坪) | 12.2万/坪 (56.2坪) | 15.7万/坪 (78.7坪) |
| 須波駅 | - | - | - |
| 安芸幸崎駅 | - | - | 1.4万/坪 (145坪) |
| 忠海駅 | 11.8万/坪 (20.4坪) | - | 7.8万/坪 (42.4坪) |
| 安芸長浜駅 | - | - | 6.9万/坪 (64.3坪) |
| 大乗駅 | - | - | - |
| 竹原駅 | 11.4万/坪 (93.3坪) | 12.7万/坪 (109坪) | 11.9万/坪 (105坪) |
| 吉名駅 | 5.9万/坪 (154坪) | 3.2万/坪 (66.6坪) | - |
| 安芸津駅 | 6.9万/坪 (102坪) | 10.3万/坪 (153坪) | 9.0万/坪 (99.5坪) |
| 風早駅 | - | 5.8万/坪 (10.6坪) | - |
| 安浦駅 | 2.5万/坪 (65.8坪) | 7.2万/坪 (81.7坪) | - |
| 安登駅 | - | - | - |
| 安芸川尻駅 | 13.1万/坪 (68.8坪) | - | 8.3万/坪 (71.1坪) |
| 仁方駅 | 20.5万/坪 (31.8坪) | 10.4万/坪 (78.7坪) | 8.7万/坪 (176坪) |
| 広駅 | 22.1万/坪 (49.2坪) | 20.6万/坪 (195坪) | 25.9万/坪 (86.2坪) |
| 新広駅 | 42.5万/坪 (424坪) | 28.5万/坪 (116坪) | 11.6万/坪 (121坪) |
| 安芸阿賀駅 | 23.8万/坪 (262坪) | - | 10.7万/坪 (34.0坪) |
| 呉駅 | 27.9万/坪 (77.5坪) | 13.1万/坪 (72.0坪) | 12.8万/坪 (75.3坪) |
| 川原石駅 | - | 41.3万/坪 (84.7坪) | - |
| 吉浦駅 | - | - | 23.3万/坪 (51.4坪) |
| かるが浜駅 | - | - | - |
| 天応駅 | - | 11.3万/坪 (59.0坪) | - |
| 呉ポートピア駅 | - | - | 13.2万/坪 (15.1坪) |
| 小屋浦駅 | - | - | 21.5万/坪 (30.3坪) |
| 水尻駅 | - | - | - |
| 坂駅 | - | 34.8万/坪 (57.5坪) | 31.3万/坪 (28.7坪) |
| 矢野駅 | 18.4万/坪 (85.5坪) | - | 20.8万/坪 (53.5坪) |
| 海田市駅 | - | 20.1万/坪 (141坪) | 44.3万/坪 (70.0坪) |
| 向洋駅 | 57.6万/坪 (46.3坪) | 58.2万/坪 (66.6坪) | 35.2万/坪 (57.1坪) |
| 広島駅 | 91.6万/坪 (51.4坪) | 74.9万/坪 (76.1坪) | 63.9万/坪 (53.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
呉駅 27.9 万/坪(昨年同期比 +113.4 ％)
呉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.9万円/坪(8.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +113.4％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2018年)に比べて -7.7％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 72.0 坪から +7.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 68.2 分 → 2019年 48.5 分、-28.9 ％と大きく減少)
仁方駅 20.5 万/坪(昨年同期比 +96.9 ％)
仁方駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.5万円/坪(6.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて +96.9％( +10.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 78.7 坪から -59.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 46.0 分 → 2019年 4.5 分、-90.2 ％と大きく減少)
安浦駅 2.5 万/坪(昨年同期比 -65.4 ％)
安浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.5万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -65.4％( -4.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 65.8 坪 (昨年 81.7 坪から -19.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 8.0 分 → 2019年 14.5 分、+81.2 ％と大きく増加)
安芸津駅 6.9 万/坪(昨年同期比 -33.3 ％)
安芸津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.9万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2018年)に比べて -33.3％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2018年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 102.2 坪 (昨年 152.8 坪から -33.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2018年 16.5 分 → 2019年 18.6 分、+12.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示