【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR可部線 (横川駅~あき亀山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.2万円/坪(11.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +28.9%( +8.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -80.2%( -89件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.9 坪 (昨年 111.4 坪から -21.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。安芸長束駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは梅林駅で昨年に比べ +295.6 %、坪単価は 70.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(梅林駅、安芸長束駅)は +159.3 %(坪単価 +30.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(下祇園駅、あき亀山駅)は -38.7 %(坪単価 -26.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 % → 2024年 4.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 18.9 % → 2024年 9.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった横川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.3万円/坪(22.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -8.7%( -7.0万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった可部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -5.9%( -0.4万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -83.7%( -36件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR可部線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
横川駅 | 73.3万/坪 (45.8坪) | 80.3万/坪 (33.0坪) | 90.0万/坪 (62.4坪) |
安芸長束駅 | 42.1万/坪 (64.6坪) | 34.2万/坪 (95.0坪) | 42.3万/坪 (53.4坪) |
下祇園駅 | 27.1万/坪 (151坪) | 78.4万/坪 (102坪) | 59.7万/坪 (90.2坪) |
古市橋駅 | - | 55.0万/坪 (92.9坪) | 62.7万/坪 (42.4坪) |
大町駅 | - | 30.5万/坪 (236坪) | 52.3万/坪 (72.6坪) |
緑井駅 | - | 62.2万/坪 (52.2坪) | 63.4万/坪 (52.6坪) |
七軒茶屋駅 | - | 32.5万/坪 (79.4坪) | 40.3万/坪 (66.8坪) |
梅林駅 | 70.8万/坪 (296坪) | 17.9万/坪 (53.3坪) | 46.1万/坪 (169坪) |
上八木駅 | - | 34.3万/坪 (40.8坪) | 5.1万/坪 (234坪) |
中島駅 | - | 34.5万/坪 (106坪) | 14.7万/坪 (103坪) |
可部駅 | 7.1万/坪 (86.5坪) | 7.6万/坪 (150坪) | 9.2万/坪 (103坪) |
河戸帆待川駅 | 36.2万/坪 (63.5坪) | 33.7万/坪 (281坪) | 24.2万/坪 (65.9坪) |
あき亀山駅 | 15.4万/坪 (182坪) | 17.5万/坪 (40.8坪) | 23.5万/坪 (153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
梅林駅 70.8 万/坪(昨年同期比 +295.6 %)
梅林駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.8万円/坪(21.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +295.6%( +52.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -88.9%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 296.5 坪 (昨年 53.3 坪から +456.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.2 分 → 2024年 3.0 分、-70.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 % → 2024年 100.0 %)
安芸長束駅 42.1 万/坪(昨年同期比 +22.9 %)
安芸長束駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.1万円/坪(12.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +22.9%( +7.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -58.8%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 95.0 坪から -32.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.2 分 → 2024年 17.1 分、-22.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 % → 2024年 14.3 %)
下祇園駅 27.1 万/坪(昨年同期比 -65.4 %)
下祇園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.1万円/坪(8.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.4%( -51.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 102.1 坪から +48.1 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.2 分 → 2024年 13.0 分、+108.0 %と大きく増加)
あき亀山駅 15.4 万/坪(昨年同期比 -12.0 %)
あき亀山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -12.0%( -2.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 181.5 坪 (昨年 40.8 坪から +344.4 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.5 分 → 2024年 24.0 分、+54.8 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示