【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年10月〜12月期のJR可部線 (横川駅~あき亀山駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.8万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -4.3%( -1.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2022年)に比べて -57.1%( -28件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.1 坪 (昨年 78.1 坪から +7.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。下祇園駅、可部駅、河戸帆待川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは河戸帆待川駅で昨年に比べ +77.4 %、坪単価は 42.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(河戸帆待川駅)は +77.4 %(坪単価 +18.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(古市橋駅)は -40.7 %(坪単価 -24.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 34.7 分 → 2023年 21.4 分、-38.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.2 % → 2023年 28.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下祇園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.4万円/坪(18.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +52.0%( +21.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった可部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +27.5%( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて -57.1%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR可部線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
横川駅 | - | 63.9万/坪 (73.2坪) | 110万/坪 (93.8坪) |
安芸長束駅 | 34.1万/坪 (48.8坪) | 47.9万/坪 (51.2坪) | 50.1万/坪 (49.9坪) |
下祇園駅 | 61.4万/坪 (89.7坪) | 40.4万/坪 (82.2坪) | - |
古市橋駅 | 35.3万/坪 (108坪) | 59.5万/坪 (45.4坪) | 49.9万/坪 (185坪) |
大町駅 | - | 46.3万/坪 (65.0坪) | 79.6万/坪 (163坪) |
緑井駅 | 69.0万/坪 (34.8坪) | - | 51.0万/坪 (107坪) |
七軒茶屋駅 | - | 44.2万/坪 (27.2坪) | 17.6万/坪 (60.0坪) |
梅林駅 | 14.5万/坪 (59.7坪) | - | - |
上八木駅 | - | - | - |
中島駅 | 28.5万/坪 (172坪) | - | - |
可部駅 | 9.7万/坪 (91.3坪) | 7.6万/坪 (95.3坪) | 10.3万/坪 (167坪) |
河戸帆待川駅 | 42.3万/坪 (37.8坪) | 23.8万/坪 (50.6坪) | 26.0万/坪 (27.2坪) |
あき亀山駅 | - | 26.4万/坪 (180坪) | 6.3万/坪 (63.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
河戸帆待川駅 42.3 万/坪(昨年同期比 +77.4 %)
河戸帆待川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて +77.4%( +18.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 50.6 坪から -25.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 8.7 分 → 2023年 4.0 分、-54.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 100.0 %)
古市橋駅 35.3 万/坪(昨年同期比 -40.7 %)
古市橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.3万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2022年)に比べて -40.7%( -24.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 108.1 坪 (昨年 45.4 坪から +138.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 8.0 分 → 2023年 11.0 分、+37.5 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示