この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の一畑電車北松江線 (出雲科学館パークタウン前駅~松江しんじ湖温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -4.0%( -0.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 48 件(1年前(2021年)に比べて -11.1%( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 106.0 坪 (昨年 130.6 坪から -18.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。松江イングリッシュガーデン前駅、松江しんじ湖温泉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは川跡駅で昨年に比べ +149.4 %、坪単価は 10.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(川跡駅、松江イングリッシュガーデン前駅)は +106.8 %(坪単価 +3.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(秋鹿町駅、一畑口駅)は -61.5 %(坪単価 -3.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.3 % → 2022年 17.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 12.5 分 → 2022年 13.8 分、+10.8 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松江しんじ湖温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.3万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +54.5%( +8.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一畑口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -49.1%( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
一畑電車北松江線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出雲科学館パークタウン前駅 | - | 6.2万/坪 (206坪) | 1.7万/坪 (87.7坪) |
大津町駅 | 12.0万/坪 (89.2坪) | 10.4万/坪 (191坪) | 9.6万/坪 (173坪) |
武志駅 | 9.5万/坪 (95.5坪) | 9.2万/坪 (84.7坪) | 10.4万/坪 (80.8坪) |
川跡駅 | 10.9万/坪 (88.5坪) | 4.4万/坪 (56.0坪) | 9.7万/坪 (75.6坪) |
大寺駅 | - | - | 3.9万/坪 (59.0坪) |
美談駅 | - | - | 5.0万/坪 (121坪) |
旅伏駅 | 5.1万/坪 (54.5坪) | - | 4.9万/坪 (40.8坪) |
雲州平田駅 | 5.8万/坪 (106坪) | 7.5万/坪 (109坪) | 6.9万/坪 (55.9坪) |
布崎駅 | - | 3.7万/坪 (248坪) | 1.8万/坪 (66.6坪) |
湖遊館新駅 | - | - | - |
園駅 | 0.10万/坪 (151坪) | - | 3.7万/坪 (84.7坪) |
一畑口駅 | 1.5万/坪 (95.8坪) | 2.9万/坪 (37.8坪) | - |
伊野灘駅 | - | - | - |
津ノ森駅 | 2.9万/坪 (13.6坪) | - | - |
松江フォーゲルパーク駅 | - | - | - |
秋鹿町駅 | 2.2万/坪 (200坪) | 8.5万/坪 (93.8坪) | - |
長江駅 | - | - | - |
朝日ケ丘駅 | 8.2万/坪 (64.5坪) | 10.7万/坪 (78.7坪) | - |
松江イングリッシュガーデン前駅 | 3.3万/坪 (98.3坪) | 2.0万/坪 (131坪) | - |
松江しんじ湖温泉駅 | 23.3万/坪 (178坪) | 15.1万/坪 (79.7坪) | 14.5万/坪 (78.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川跡駅 10.9 万/坪(昨年同期比 +149.4 %)
川跡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +149.4%( +6.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.5 坪 (昨年 56.0 坪から +58.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 14.0 分 → 2022年 7.8 分、-44.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 16.7 %)
松江イングリッシュガーデン前駅 3.3 万/坪(昨年同期比 +64.2 %)
松江イングリッシュガーデン前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.3万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +64.2%( +1.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 130.8 坪から -24.9 %減)。
秋鹿町駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -73.9 %)
秋鹿町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -73.9%( -6.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 200.4 坪 (昨年 93.8 坪から +113.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 6.0 分 → 2022年 5.0 分、-16.7 %と減少)
一畑口駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -49.1 %)
一畑口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -49.1%( -1.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 95.8 坪 (昨年 37.8 坪から +153.3 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 39.3 分、+883.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示