【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のいわて銀河鉄道線 (盛岡駅～金田一温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +5.3％( +0.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて -67.8％( -139件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 106.0 坪から -23.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。巣子駅、金田一温泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは渋民駅で昨年に比べ +125.9 ％、坪単価は 7.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(渋民駅、滝沢駅)は +114.9 ％(坪単価 +2.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(斗米駅、厨川駅)は -33.6 ％(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.5 ％ → 2024年 3.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 1.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.6万円/坪(6.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.1％( +0.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて -69.4％( -68件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった滝沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +104.0％( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| いわて銀河鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 22.6万/坪 (70.7坪) | 21.8万/坪 (84.8坪) | 21.6万/坪 (79.9坪) |
| 青山駅 | 17.7万/坪 (108坪) | 17.0万/坪 (74.7坪) | 16.8万/坪 (85.3坪) |
| 厨川駅 | 13.5万/坪 (89.7坪) | 17.7万/坪 (101坪) | 17.2万/坪 (88.1坪) |
| 巣子駅 | 16.4万/坪 (61.6坪) | 11.6万/坪 (78.8坪) | 8.6万/坪 (117坪) |
| 滝沢駅 | 2.3万/坪 (88.2坪) | 1.1万/坪 (146坪) | 4.1万/坪 (115坪) |
| 渋民駅 | 7.6万/坪 (112坪) | 3.4万/坪 (234坪) | 4.9万/坪 (111坪) |
| 好摩駅 | - | 4.7万/坪 (86.2坪) | 6.6万/坪 (56.0坪) |
| 岩手川口駅 | - | 2.0万/坪 (90.8坪) | 1.5万/坪 (19.7坪) |
| いわて沼宮内駅 | - | 4.5万/坪 (199坪) | 1.8万/坪 (132坪) |
| 御堂駅 | - | - | - |
| 奥中山高原駅 | - | - | - |
| 小繋駅 | - | - | - |
| 小鳥谷駅 | - | 0.9万/坪 (115坪) | 0.9万/坪 (154坪) |
| 一戸駅 | - | 2.2万/坪 (115坪) | 4.8万/坪 (75.4坪) |
| 二戸駅 | 8.2万/坪 (67.0坪) | 7.0万/坪 (211坪) | 7.4万/坪 (134坪) |
| 斗米駅 | 3.0万/坪 (99.8坪) | 5.3万/坪 (187坪) | 6.4万/坪 (244坪) |
| 金田一温泉駅 | 6.0万/坪 (124坪) | 4.4万/坪 (139坪) | 5.9万/坪 (77.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
渋民駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +125.9 ％)
渋民駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +125.9％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 111.9 坪 (昨年 234.4 坪から -52.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.8 分 → 2024年 9.0 分、-67.7 ％と大きく減少)
滝沢駅 2.3 万/坪(昨年同期比 +104.0 ％)
滝沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.3万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +104.0％( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2023年)に比べて +40.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 146.0 坪から -39.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 27.4 分 → 2024年 42.9 分、+56.4 ％と大きく増加)
斗米駅 3.0 万/坪(昨年同期比 -43.6 ％)
斗米駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.0万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.6％( -2.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 187.1 坪から -46.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.4 分 → 2024年 14.0 分、-24.0 ％と大きく減少)
厨川駅 13.5 万/坪(昨年同期比 -23.6 ％)
厨川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -23.6％( -4.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 89.7 坪 (昨年 100.8 坪から -11.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 27.5 分 → 2024年 19.0 分、-31.0 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示