【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のいわて銀河鉄道線 (盛岡駅～金田一温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +11.5％( +1.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 268 件(１年前(2021年)に比べて -19.8％( -66件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 92.5 坪 (昨年 99.0 坪から -6.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。厨川駅、滝沢駅、好摩駅、二戸駅、金田一温泉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは金田一温泉駅で昨年に比べ +57.2 ％、坪単価は 5.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(金田一温泉駅、二戸駅)は +55.5 ％(坪単価 +2.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(岩手川口駅、いわて沼宮内駅)は -36.1 ％(坪単価 -1.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 1.8 ％ → 2022年 3.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.5 ％ → 2022年 0.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.6万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +7.6％( +1.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 117 件(１年前(2021年)に比べて -15.8％( -22件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岩手川口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -37.3％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| いわて銀河鉄道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 盛岡駅 | 21.6万/坪 (79.9坪) | 20.1万/坪 (82.7坪) | 19.7万/坪 (86.1坪) |
| 青山駅 | 16.8万/坪 (85.3坪) | 15.7万/坪 (89.9坪) | 13.7万/坪 (95.7坪) |
| 厨川駅 | 17.2万/坪 (88.1坪) | 14.1万/坪 (76.0坪) | 11.9万/坪 (72.2坪) |
| 巣子駅 | 8.6万/坪 (117坪) | 9.2万/坪 (76.6坪) | 10.3万/坪 (78.7坪) |
| 滝沢駅 | 4.1万/坪 (115坪) | 2.7万/坪 (131坪) | 2.7万/坪 (97.2坪) |
| 渋民駅 | 4.9万/坪 (111坪) | 4.3万/坪 (117坪) | 4.1万/坪 (93.8坪) |
| 好摩駅 | 6.6万/坪 (56.0坪) | 5.0万/坪 (101坪) | 6.1万/坪 (112坪) |
| 岩手川口駅 | 1.5万/坪 (19.7坪) | 2.4万/坪 (135坪) | 7.4万/坪 (66.0坪) |
| いわて沼宮内駅 | 1.8万/坪 (132坪) | 2.8万/坪 (150坪) | 3.9万/坪 (98.0坪) |
| 御堂駅 | - | 4.2万/坪 (284坪) | - |
| 奥中山高原駅 | - | 1.4万/坪 (210坪) | 3.4万/坪 (97.8坪) |
| 小繋駅 | - | - | - |
| 小鳥谷駅 | 0.9万/坪 (154坪) | - | 3.0万/坪 (33.3坪) |
| 一戸駅 | 4.8万/坪 (75.4坪) | 4.7万/坪 (117坪) | 3.3万/坪 (91.5坪) |
| 二戸駅 | 7.4万/坪 (134坪) | 4.8万/坪 (166坪) | 5.5万/坪 (117坪) |
| 斗米駅 | 6.4万/坪 (244坪) | 5.8万/坪 (79.5坪) | 6.1万/坪 (91.0坪) |
| 金田一温泉駅 | 5.9万/坪 (77.1坪) | 3.8万/坪 (150坪) | 3.7万/坪 (78.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
金田一温泉駅 5.9 万/坪(昨年同期比 +57.2 ％)
金田一温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.9万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +57.2％( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -54.5％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.1 坪 (昨年 150.3 坪から -48.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 56.3 分 → 2022年 64.0 分、+13.7 ％と増加)
二戸駅 7.4 万/坪(昨年同期比 +53.8 ％)
二戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +53.8％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.1 坪 (昨年 165.6 坪から -19.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 44.4 分 → 2022年 32.8 分、-26.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 ％ → 2022年 20.8 ％)
岩手川口駅 1.5 万/坪(昨年同期比 -37.3 ％)
岩手川口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.5万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -37.3％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 134.6 坪から -85.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 38.0 分 → 2022年 3.0 分、-92.1 ％と大きく減少)
いわて沼宮内駅 1.8 万/坪(昨年同期比 -35.0 ％)
いわて沼宮内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.8万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -35.0％( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.6 坪 (昨年 150.4 坪から -12.5 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示